東京ミッドタウンにある網目の塔「ブルーム(BLOOM)」を解説!

東京ミッドタウンにあるアート作品「ブルーム(BLOOM)」

 

普段よく目するのに、意外と知らない…。

東京ミッドタウンにある螺旋状で構成された網目の塔「ブルーム」は、まさにそんな類のアート作品だと思います。

 

それにしても本当に不思議というか、完全に盲点でしたね。

あれほどよく見かける作品だというのに、なぜ今まで知らなかったのだろうと。

 

今回は六本木にある「ブルーム」というアート作品について迫ってみようと思います。

 

目次

馴染みのあるアートほど、意外と知らないものだな~と。
「ブルーム(BLOOM)」について調べてみたら、こうでした!
「ブルーム」の意味や意図を、私なりに解釈してみました。
おまけ、夜の「ブルーム」は実に素敵!です。

 

 

 

馴染みのあるアートほど、意外と知らないものだな~と。

東京ミッドタウンにあるアート作品「ブルーム(BLOOM)」
・H608.5×W70.9×D99.3cm、2006年制作、素材:アルミニウム・ステンレス、

東京ミッドタウンに行った事がある人なら、一度は目にした記憶があるかと。

四角の筒状を螺旋状に何段にも重ねた大きな鉄塔ですし、赤坂9丁目の交番前にデカデカと立っているわけですから。否が応でも視覚に入っているかと思います。

 

私は”21_21 DESIGN SIGHT(21 21 デザイン サイト)”に行く時や、もちろん他の予定でもそうですが、ほぼ決まってミッドタウンガーデンを散歩します。その度に、螺旋状の大きな鉄塔「ブルーム」と出くわしてしまうわけです。

 

でも不思議なものですね…。

 

東京ミッドタウンにあるアート作品「ブルーム(BLOOM)」 東京ミッドタウンにあるアート作品「ブルーム(BLOOM)」

これまで何度も目にしてきた作品だというのに、なぜか毎回写真を撮ってしまうのです。僕にとってそれほどまでに、親密感のあるアート作品なのだろうか?

もしくは、これが「ブルーム(BLOOM)」の魅力なのだろうか??

 

 

はいえ作品名や製作者を知ったのは、意外と最近だったりします。

自称”美術通”とは謳っていながら、こういう所が意外と抜けていたりする。完全に盲点でしたね。

 

そして先日、”そういえば、あの塔って何だろう?”と思い、ふと調べてみたわけですね。

私的には意外とオモシロイ事実が分かってきたので、作品の魅力やアーティストについて触れていこうと思います。

 

 

 

「ブルーム(BLOOM)」について調べてみたら、こうでした!

解説

気になったら即調べる!

こういった行動力の速さは、私が言うのもなんですが自分の長所だと思っています。

 

まず作品名は今さら話す必要もないでしょうけど、「ブルーム(BLOOM)」という建築的アート作品です。

 

して肝心のアーティスト(製作者)ですが、シラゼー・ハウシャリーピップ・ホーンの合作だそうです。

私なりにまとめてみたのですが、この様な解説になるかと思います。

 

シラゼー・ハウシャリー(Shirazeh houshiary)

1955年生まれの彫刻家で画家。主にインスタレーションアートを得意とする芸術家。イランで生まれ、ロンドンのチェルシー美術学校で学ぶ。その後は主にロンドンを中心に活躍しているアーティストです。

1994年にはターナー賞でノミネートされた実績もあり、現在ハウシャリーの作品はテートやメトロポリタン美術館など、様々な場所で所蔵されています。

 

ピップ・ホーン(Pip Horne)

イギリス、バーミンガム生まれの建築家。「ブルーム(BLOOM)」は、ハウリャリーとの共同制作。

シラゼー・ハウリャリーとピップ・ホーンは夫婦で活動し、他にも多数共同で作品を制作しています。

 

最初あれこれ調べてみたものの、なかなか詳しい解説や情報は見つからなかったのです。単に私の検索能力の無さなのかもしれませんが、日本での知名度もあまりないって事でしょうか。

実は私の知らないアーティストだったのですが、とにかく今回多少ですが知れただけでもイイ機会だったと。

※「東京ミッドタウン」の公式サイトで、”デザイン&アート アートワーク in 東京ミッドタウン”でも見れます。

 

 

 

「ブルーム」の意味や意図を、私なりに解釈してみました。

東京ミッドタウンにあるアート作品「ブルーム(BLOOM)」

見ての通り「ブルーム(BLOOM)」は、抽象的な建築アート作品です。

一般的に抽象的な作品は、芸術家(製作者)の意図やメッセージが込められている場合が多いと思っています。

 

そんなわけで、私の様な美術好きな人間はこう考えてしまうわけです。

一体どんな意味があるのだろう?

どういった意図で制作されたのだろうか?と。

 

 

なみに”東京ミッドタウン”の公式サイトでは、このような解説がされていました。

創造力を解き放つ、広々とした草原を意味します。日々の生活とは違う何か!ほんの一瞬でも思いを馳せ、触れあってもらえる。そんな作品であってほしいと

・”東京ミッドタウン”のデザイン&アート、「ブルーム」の解説より

実は一般的な辞書で調べてみると、「BLOOM」は全盛期花盛りという意味があります。

 

つまり、私の解釈になりますが…

私の考え

ニュアンスとしては、咲き誇る花を創造力に例えているのだろうか?

そんな日常とはちょっと違った時間を、作品を通して触れてほしい!そんなメッセージが込められているのかな~と。

こう私は考えてみましたが、あなたはどう思いますか?

 

東京ミッドタウンにあるアート作品「ブルーム(BLOOM)」 東京ミッドタウンにあるアート作品「ブルーム(BLOOM)」

抽象作品は、意味が分かりやすく具現化されていない事が多い。だから観た人による解釈で、如何様にもなるのが面白さでもあると思っています。

街中にあるアート作品も、一つの芸術作品には変わりない。

作品とじっくり向かい合うのも、たまにはイイものですよ!

 

 

 

おまけ、夜の「ブルーム」は実に素敵!です。

フィギュア de カメラマン

最後におまけという訳ではないですが、夜の「ブルーム」を撮ってみたのでお見せしようと思います。

 

ミッドタウンガーデンに行った事のある人なら分かると思いますが、12月はクリスマスのイルミネーションでライトアップされます。その光の演出を背景に撮った写真が、実に素敵なのです。

というか、とてもロマンチックです。^^

 

東京ミッドタウンにあるアート作品「ブルーム(BLOOM)」 ※クリスマスイルミネーションの夜

ハッキリ言って、美しい!としか言いようがないですね。

 

夜の東京ミッドタウンにあるアート作品「ブルーム(BLOOM)」

「ブルーム(BLOOM)」自体が光っているというわけではなく、下に設置されたライトによって照らされて、こうも美しい姿を見せてくれている。

何ともニクイ演出だな~と思いますね。

 

東京ミッドタウンにあるアート作品「ブルーム(BLOOM)」 ※クリスマスイルミネーションの夜

個人的にミッドタウン周辺は、オシャレで芸術的なもので溢れている感じがあります。私の様な美術好きな人間にとっては、実にタマラナイ場所でもあるわけです。

 

もちろん東京ミッドタウンに行った際は、螺旋状の網目の塔「ブルーム(BLOOM)」もじっくり観てほしいと思います。

そして今回の話をちょっとでも思い返してもらえると、なお嬉しいですね。^^

 

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

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