出光美術館で「青磁 世界を魅了したやきもの」を観てきました。

出光美術館で開催した「青磁 世界を魅了したやきもの」

 

出光美術館青磁 -世界を魅了したやきものを観てきました。

 

実は前々からちょっと気にはなっていた展覧会でした。

とういうのも、ちょっと前に陶磁器に一目ぼれした経験があったから。

 

とはいっても、青磁や陶磁器についてはまだまだ素人当然ですけどね。

そんな私がレビューするのもな~とは思ったのですが、でもこのレビューによって、一人でも興味を持ってもらえたらと思ったわけです。

 

出光美術館で開催した「青磁 世界を魅了したやきもの」

て、「青磁」展の感想を一言で言うなら”まあまあ良かった”という感じになります。

ただ青磁の魅力を少しは知れるきっかけになったという点では、非常に良かった!と思っています。何事も”とにかく観てみる!”が大事って事ですね。

 

目次

「青磁」展の開催概要
「青磁 世界を魅了したやきもの」をレビュー

 

 

 

 

「青磁 世界を魅了したやきもの」展の開催概要

美術館の前にチケット購入

出光美術館(Idemitsu)東京丸の内、帝劇ビルの9階にある美術館です。

一見分かりにくい場所ではあるけれど、一度入ると内部の高級感溢れるシックな雰囲気にやられると思います。個人的には好きな感じで、作品を鑑賞するには、最適な雰囲気かな~と。

 

そんな場所で陶磁器の展覧会ですから、ある意味環境としては最高だろうと思っています。

 

青磁 -世界を魅了したやきもの

・会期:2023年11月3日(金・祝)~2024年1月28日(日)
・場所:出光美術館(東京都千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル9階)

・休館日:毎週月曜、12月25日~1月4日の年末年始期間、1月9日(火) ※1月8日(月)は開館
・時間:10:00~17:00 ※入館は閉館の30分前まで

・入館料:一般1,200円、高・大学生は800円、中学生以下は無料(保護者の同伴が必要)
 ※障害者手帳をお持ちの方は200円引き、その介護者1名は無料

 


出光美術館(東京都千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル9階)

陶磁器のコレクションも豊富に取り揃えている事で知られる出光美術館。

それに館内の静かでシックな環境は、まさに「青磁」を観るには最高な場所かと思います。そのため写真撮影などは出来ないので、様子をお見せする事は出来ませんが、陶器は写真ではなく実物を観るのが一番いいだろうと思います。

ぜひ、興味のある方は行ってみるのもイイと思います。

 

 

 

 

「青磁 世界を魅了したやきもの」をレビュー

出光美術館で開催した「青磁 世界を魅了したやきもの」を観てきました。

それにしても実に新鮮で、じっくりと作品に向き合えたのは良かったですね。

何より青磁について知るきっかけになったという点では、かなり良い機会になったと思っています。

 

出光美術館で始まった「青磁」展ですが、思った通り来場者はまばらでした。まだまだ日本では、陶器系の展覧会はそこまでの人気ではない様ですね。

でも逆を言えば、それだけじっくりと作品を鑑賞できるという事。人気の展覧会だと、人が多すぎてたまに嫌になる場合もありますからね。つくづく作品を鑑賞するには、人が多すぎるのもちょっと考えものかな~と。

 

 

ころで、青磁の魅力は何だと思いますか??

”青磁”という言葉自体はよく耳にするだろうとは思うけど、魅力や良さについて知っている人ってどれくらいいるんでしょうか。

私の様な素人がいうのもなんですが、今回「青磁」展を観てきて、多少なり魅力が分かった気がしたのです。

 

出光美術館で開催の「青磁 世界を魅了したやきもの」のチラシ(裏)

私が思うに、一番は色味かな~と。

青磁は薄っすらした青みや緑みが特徴と言われています。ただ今回観て実感した事ですが、「青磁」とは言っても一概に”青だけではない。実に様々な”青など”があるというわけです。

 

出光美術館で開催の「青磁 世界を魅了したやきもの」のチラシ(表)

前半では灰色っぽい陶磁器も展示されていましたが、でも薄っすらと青っぽさも感じられなくもない。実物を間近で観ると、青磁って一概に青だけとは言えないのが身をもって実感できます。この気付きが得られただけでも、来て良かったな~と。^^

 

青磁は簡単に言えば、鉄分の化学反応によって作られる色味なので、ある意味偶然の産物だったりします。

鉄分の量や焼き方、窯内の酸素量など、様々な条件によって違った色味になるそうです。そういう意味では、カンヴァスに描いた絵画とは違った面白さがある様ですね。

いつの時代に、誰が制作したものだとか、どの地域のものまでは分からなくても、純粋に”色味”を味わうだけでもイイと思います。

後々調べて分かった事ですが、青磁の色は青磁を鑑賞する上で一番の醍醐味だそうです。

 

もちろんどんな色味が好みかは、人それぞれだと思います。ちなみに私は透明感のある青が好きですね。

実は中国で青磁が愛された理由には、色が”翡翠(ヒスイ)”に近かったからと言われています。中国では翡翠は君子が身に付けるものと言われていたので、昔から貴族や文化人などに好まれていたそうです。

少なからず青磁の美しさは宝石にも通じるのかな~と。

 

出光美術館で開催の「青磁 世界を魅了したやきもの」の出品リスト(一部)

そしてもう一つ嬉しかったのが、後半で青木木米の作品も数点観れた事。共に可愛らしい作品だったのが、何とも魅力的でした。自分が知っている画家や陶芸家の作品と出会えるのは、やっぱり嬉しいものです。

 

今だから言える事ですが、これまで陶磁器の良さって分からないでいました。今もそうですが、少なくとも数か月前よりは、知識的にちょっとは増えたかな~と。何事も”とにかく観てみる!”が大事だと思いますね。

そういえば、絵画を好きになるきっかけも最初はこんな感じだったと思います。でもある時ふとした瞬間で、”オオッ!!”と思える作品と出くわす事もある。だから、絵画鑑賞はオモシロイ!

 

出光美術館で開催した「青磁 世界を魅了したやきもの」

そう考えれば、今回の「青磁 -世界を魅了したやきもの」は、私的には”まあまあ良かった”という感じでしょうか。何せ、青磁(陶磁器)の魅力にちょっとでも触れる事が出来たわけですから。

 

「青磁」展は出光美術館で2024年の1月28日まで開催します。興味のある方は、試しに行ってみるのもイイと思います。

 

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

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