館内と調和した彫刻! 安田侃の「意心帰」

東京ミッドタウンにある安田侃の彫刻「意心帰」

 

東京ミッドタウンにある安田侃(かん)意心帰(いしんき)はご存知ですか!?

白い大理石で造られた、高さ1.8メートルを超す大きさの彫刻です。

 

場所は東京ミッドタウンのプラザ地下1階で、人通りもかなり多い場所にあります。

ただ、意外と気付かずに通り過ぎている人も多いのではないでしょうか。

 

東京ミッドタウンにある安田侃の彫刻「意心帰」
悪く言ってしまえば、”目立たない彫刻”になってしまうわけだけど。

でも私からすると、こういった彫刻こそ”素晴らしい芸術という位置づけになりますね。

館内と調和、つまり”建物と一体化した彫刻”だからです。

 

安田侃の「意心帰の詳細

・素材:大理石

・サイズ:184(高さ)×322(幅)×251(奥行き)cm、18.5t

・制作者:安田侃(やすだ かん)
 …1945年生まれ、大理石やブロンズの作品をメインに、現在はイタリアを中心に活動中の彫刻家。

 

私の考え
”周辺と調和した彫刻”の素晴らしさ!

私が思うに”調和した彫刻”は、素晴らしい!と思っています。

一昔前の僕だったら、こうは思っていなかったでしょう。

でもある程度芸術を見慣れた私からすると、まさに”名品”と言っても過言ではないわけです。

 

東京ミッドタウンにある安田侃の彫刻「意心帰」
野球の世界でもそうですが、派手なスーパープレーより、地味なプレーの方が好まれたりします。

守備で言えば、スーパープレーは見た目派手だけれど、これって失敗との紙一重なわけですね。

逆に地味な守備は、淡々とプレー(守備)をこなします。

でも淡々とこなせるという事は、ポジショニングの上手さや打球の飛ぶ場所を予測したり、ボールへのアプローチの速さなど、選手の質の高さが要求さえる。自ずとリスクを冒すことなく、無難なプレーに繋がるからです。

これは芸術の分野でも同じことが言えるのかな?と思っています。

”調和した彫刻”は一見地味に見えるけれど、でも周辺の環境や景観を考慮し、深く考えられ制作されているからです。

 

東京ミッドタウンにある安田侃の彫刻「意心帰」
最近、美術館や街中を歩いていてもそうですが、地味に凄い作品に惹かれてしまう事が多い。

これは私も”芸術を見る目”が備わってきた証拠かな?と感じる瞬間ですね。^^

 

というわけで東京ミッドタウンに行った際は、彫刻意心帰」に目を留めて欲しいですね!

 

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

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