- 2026-11-3
- Enjoy This (観てほしい絵画展), Impression (絵画展の感想)
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先日、上野の森美術館で、「シンシナティ美術館展 ~アメリカに渡ったヨーロッパの至宝~」を観てきました。
”シンシナティ美術館”と聞いても、おそらく知らない人も多いのではないでしょうか!?
展示される作品のほとんどが日本初来日という事で、気になった私は早速行ってきてしまいました。
今回は展示の様子もちょっと踏まえながら、私の鑑賞レビューをしていこうと思います。
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【 目次 】 ・上野の森美術館で「シンシナティ美術館展」を観てきました。(感想レビュー) |
上野の森美術館で「シンシナティ美術館展」を観てきました。

”シンシナティ美術館”と聞いても、おそらく知らない人も多いのではないでしょうか!?
実は私自身、知らない美術館だったので、今回の展覧会は実に新鮮でした。
何よりほとんどの作品が日本初!なので、初めてお目にかかる作品が多いのもイイですね。
ただ如何せん、展示数的に物足りなさもあったりと欲を言えばキリがないわけですが。
というか、元々今回の展覧会に関してそこまで期待していなかったのもあるわけで。
だから私の率直な感想としては、”まあまあ楽しめた!”というのが本音の感想となるでしょうか。
・・・
と、あれこれ話すと長くなるので、肝心の展示作品も交えてレビューしていこうと思います。

「ウォータールー橋」(1820年頃)ジョン・コンスタブル
・55.1×77.9cm、カンヴァスに油彩、シンシナティ美術館所蔵
まずは2章で展示されているコチラの作品から!
”ウォータールー橋”と言えば、私は真っ先にクロード・モネが頭に浮かびますが、これはジョン・コンスタブル(John Constable)によるもの。
コンスタブルはイギリス出身の画家なので、描いていても当然なわけですが、私にとっては何とも珍しいというか新鮮です。
ちなみに今回の「シンシナティ美術館展」の展示構成ですが、以下の様になっています。
1、序章(Introduction )
2、伝統(Tradition) …アカデミー、フランスの風景画、レアリスム
3、革命(Revolution) …反逆者たち、印象派、ポスト印象派
4、モダニズム(Modernism) …表現主義、抽象、具象
今回は1章”序章”から始まりますが、本当に1章は導入部分で、メインは2章からという感じです。
また個人的には3章以降が楽しみですが、印象派やポスト印象派の作品が登場してくるから!
モネやルノワール、ゴッホと誰もが知る画家の作品が観れるので、おそらく多くの人もそう思っているでしょうね。^^

「日本の工芸品を眺める娘たち」(1869年)ジェームズ・ティソ
・70.5×50.2cm、カンヴァスに油彩、シンシナティ美術館所蔵
こちらはジェームズ・ティソ(James Tissot)の作品です。
今回何かと楽しみにしていた作品の一つです。
必見は細部に至る描写と、気品溢れる女性像。
ジェームズ・ティソは上流階級の女性を描かせたら、おそらく天下一!ではないでしょうか。
3章、革命(Revolution) …

「スイス、ヴヴェイの夕暮れ」(1874年)ギュスターヴ・クールベ
・65.4×81.3cm、カンヴァスに油彩、シンシナティ美術館所蔵
ギュスターヴ・クールベ(Gustave Courbet)の作品です。
この絵で特に必見は、岩の描写でしょうか。
ペインティングナイフを利用して描かれているので、背景にある空や海の柔らかな感じとは真逆なのがイイ。
こういった筆致の違いは、生で作品を観てこそ!といった感じでしょうか。

「ブージヴァル」(1876年)アルフレッド・シスレー
・62.2×73.7cm、カンヴァスに油彩、シンシナティ美術館所蔵
アルフレッド・シスレー(Alfred Sisley)と言えば、”印象派の王道を行った画家”というイメージですが、まさにそういった作品だと思います。
というか、本当に王道的な作品という感じですよね!?
私的には雲と煙のモクモク感が好きで、これはず~と魅入っていられる程。
ちなみブージヴァルはセーヌ川沿いにある行楽地で、シスレーも1872~1877年まで住んでいた場所だそう。
これほど美しい景色なら、シスレーが描きたくなるのも分かる気がします。

「ベリールの岩場、ポール=ドモワ」(1886年)クロード・モネ
・81.3×64.8cm、カンヴァスに油彩、シンシナティ美術館所蔵
これは言わずと知れたクロード・モネ(Claude Monet)の作品。
私の記憶が正しければ、以前も日本で観た記憶がありますが、果たして??

「ポプラ林の中の二人」(1890年)フィンセント・ファン・ゴッホ
・49.5×99.7cm、カンヴァスに油彩、シンシナティ美術館所蔵
そして今展の目玉作品「ポプラ林の中の二人」です。
筆遣いからも分かる通り、フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Van Gogh)の作品。
個人的な話になりますが、ゴッホで横長の作品というのは珍しい感じですがします。
もちろんですが、ゴッホ作品周辺は他よりも人が多かった感じで、改めて人気の高さを感じた瞬間でした。
※なお、このゴッホの「ポプラ林の中の二人」は撮影可能の作品でした。
そして4章になると、表現主義や抽象、具象作品が展示されています。

「聖なる時間」(1907-1911年頃)フェルディナント・ホドラー
・182.9×226.1cm、カンヴァスに油彩、シンシナティ美術館所蔵
これはフェルディナント・ホドラー(Ferdinand Hodler)の作品。
ホドラーと言えばリズムや対称性が特徴とも言われますが、個人的には色彩感が特に目を惹きます。
今回何かと気になっていた画家だったので、久々に再会した感じで観ていて嬉しくなってしまいました。
他にも私の好きなラウル・デュフィやシャガールも登場するし、ピカソにジョルジュ・ブラック、さらにはジャコメッティの作品もある。
こうやって見てみると、シンシナティ美術館はあらゆるコレクションを持っているんだな~と思い知らされますね!
シンシナティ美術館はアメリカのオハイオ州にある、1881年創立の最も長い歴史を持つ美術館の一つ。
現在は7万3,000点を超えるコレクションを持っているそうで、ヨーロッパの有名どころを多数所蔵しているのも当然と言えば当然なのでしょうね。
ちなみに…

※上野の森美術館(東京)で開催の「シンシナティ美術館展 ~アメリカに渡ったヨーロッパの至宝~」より
「聖なる時間」(1907-1911年頃)フェルディナント・ホドラー
ここまでを見て分かる通り、今展は基本”撮影OKマークのある作品(7点)のみ撮影が可能”となっています。
有名な画家の作品となると、さすがに人だかりになる可能性はありますが、比較的撮影も鑑賞も穏やかにできるかと思います。
参考として、撮影可能の作品は以下になります。
・46「ポプラ林の中の二人」(1890年)フィンセント・ファン・ゴッホ
・47「マハナ・マア」(1892年)ポール・ゴーギャン
・56「シャペル大通りの赤い壁」(1910年頃)モーリス・ユトリロ
・60「セーヌ河口、ル・アーヴル」のための習作(16361640年頃)ラウル・デュフィ
・71「静物」(1919年)ジャン・メッツァンジェ
・76「聖なる時間」(1907-1911年頃)フェルディナント・ホドラー
・77「ピアノの前の女性たち」(1913年頃)マリー・ローランサン

今回展示作品が84点と個人的には物足りなさを感じる部分もありますが、でもほとんどが日本初!なので私的には新鮮!という感じでした。
有名どころの画家の作品も多数揃っているので、普段美術を観ない人でも充分楽しめると思います。
上野の森美術館(東京)で、2027年1月10日まで開催します。
その後は富山、名古屋、大阪と巡回開催なので、興味のある方はぜひ足を運んでみてはどうでしょうか!?
「シンシナティ美術館展」の開催概要(東京)

肝心の開催概要は以下になります。
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【 「シンシナティ美術館展 ~アメリカに渡ったヨーロッパの至宝~」の開催概要 】 ・会期:2026年10月10日(土)~2027年1月10日(日) ・時間:10:00~17:00 ※入館は閉館の30分前まで ・入館料:日時指定予約制 |
撮影に関して…

今回の「シンシナティ美術館展」ですが、は、”撮影OKマークの付いた作品(7点)のみ撮影可能””になっています。
もちろんフラッシュや三脚の使用、動画撮影は禁止なのでご注意を!
参考として、撮影可能の作品は以下になります。
・46「ポプラ林の中の二人」(1890年)フィンセント・ファン・ゴッホ
・47「マハナ・マア」(1892年)ポール・ゴーギャン
・56「シャペル大通りの赤い壁」(1910年頃)モーリス・ユトリロ
・60「セーヌ河口、ル・アーヴル」のための習作(16361640年頃)ラウル・デュフィ
・71「静物」(1919年)ジャン・メッツァンジェ
・76「聖なる時間」(1907-1911年頃)フェルディナント・ホドラー
・77「ピアノの前の女性たち」(1913年頃)マリー・ローランサン
その後の巡回開催は…
今回の「シンシナティ美術館展」ですが、巡回開催を予定しまいます。
富山と名古屋、大阪でも開催予定で、開催概要についても簡単ですが以下で載せておきます。
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(富山会場) (名古屋会場) (大阪会場) |
興味のある方は日程を確認の上、ぜひ足を運んでほしいと思います。
※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。
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