SOMPO美術館で「アルベール・マルケ展」を観てきました。

SOMPO美術館で「アルベール・マルケ展」を観てきました。

 

先日、SOMPO美術館で「開館50周年記念 アルベール・マルケ展」を観てきました。

 

個人的に気になっていた展覧会が開催したので、早速行ってきました。

今回は展示の様子も少し交えながら、私的鑑賞レビューをしていこうと思います。

 

【 目次 】

・SOMPO美術館で「アルベール・マルケ展」を観てきました。(鑑賞レビュー)

・「アルベール・マルケ展」の開催概要
 …撮影に関して

 

 

 

SOMPO美術館で「アルベール・マルケ展」を観てきました。

SOMPO美術館で「アルベール・マルケ展」を観てきました。

個人的にアルベール・マルケの画風は好きなので、前々から気になっていた展覧会でした。

しかも日本では35年ぶりの回顧展!!だそうで、これは絶対に行かないと!と思っていたのです。

 

早速SOMPO美術館で観てきたので、展示の様子も挙げながらレビューしていこうと思います。

興味のある方はぜひレビューを参考!

 

 

まず、早速私の率直な感想ですが…

純粋に”来て良かった!”と思える内容でした。

特にアルベール・マルケの作品は”LIVE感”が重要だと思っています。つまり本物を観ないと良さが分からない!と思っているから、それを体現出来たのも良かったですね。^^

というわけで、興味のある方はぜひ足を運んでほしいですね。

 

では、肝心の展示風景も交えながらレビューしていこうと思います。

・・・

「裸婦、通称フォーヴの裸婦」(1898年) ※SOMPO美術館で開催の「アルベール・マルケ展」より

「裸婦、通称フォーヴの裸婦」(1898年) ※SOMPO美術館で開催の「アルベール・マルケ展」より

・油彩/カンヴァスに貼った紙、ボルドー美術館所蔵

これはボルドー美術館所蔵の作品で、「裸婦、通称フォーヴの裸婦」です。

個人的にもよく見かける作品の一つで、最初にこの絵を観れたのは何とも嬉しい限りです。

今展の約4分の1くらいがボルドー美術館所蔵の作品で構成されているわけですが、というかアルベール・マルケ自身がボルドー出身の画家だからでしょうか。

 

「ノートル=ダム大聖堂、陽光」(1904年) ※SOMPO美術館で開催の「アルベール・マルケ展」より

「ノートル=ダム大聖堂、陽光」(1904年) ※SOMPO美術館で開催の「アルベール・マルケ展」より

・カンヴァスに油彩、ポー美術館所蔵(国立造形芸術センターより寄託)

上の画像を見て分かる通り、今展は”撮影OKマークの作品のみ撮影可能”になっています。

計10点ほどあるので、気になった作品を写真に収めるのもイイかと思います。

 

ちなみに、「アルベール・マルケ展」の展示構成は以下の通りになっています。

1、形成期:フォーヴィスムの渦中で
2、水辺の変奏:旅する画家
3、アルジェに恋して
4、晩年:セーヌ、ポン=ヌフ連作
5、素描、挿絵本

 

「ル・アーヴル、船渠」(1906年) ※SOMPO美術館で開催の「アルベール・マルケ展」より

「ル・アーヴル、船渠」(1906年) ※SOMPO美術館で開催の「アルベール・マルケ展」より

・カンヴァスに油彩、アンドレ・マルロー近代美術館所蔵(ル・アーヴル)

ここまで作品を見て分かると思いますが、マルケの作品は比較的地味な感じが多い。

一応”フォーヴィスム(野獣派)”のグループに属するようですが、あまり野獣的な色彩などを用いなかった画家でした。

グレーや薄い青などを基調とし、色彩と面で全体を構成した作品が多い印象です。

 

もうちょっと分かりやすく言うと、色面を重ね合わせて画面を構成した感じです。

しかも色面で奥行き(遠近感)まで表現していた

しかも風景画において重要な要素でもある遠近感(奥行き)を、色面で表現していたわけだから、考えただけでも本当に凄い画家です。

 

「ナポリ、帆船」(1909年) ※SOMPO美術館で開催の「アルベール・マルケ展」より

「ナポリ、帆船」(1909年) ※SOMPO美術館で開催の「アルベール・マルケ展」より

・カンヴァスに油彩、ボルドー美術館所蔵

この辺からマルケを象徴する作品が登場してきます。

アルベール・マルケと言えば、私の印象では”海の風景画家”というイメージが強い。

全体的に港や船、海を描いた風景画が多いです。

 

「マルセイユの馬」(1916年) ※SOMPO美術館で開催の「アルベール・マルケ展」より

「マルセイユの馬」(1916年) ※SOMPO美術館で開催の「アルベール・マルケ展」より

・カンヴァスに油彩、ボルドー美術館所蔵

私の持論にはなりますが、”アルベール・マルケはLIVE感に限る!”と思っています。

つまり、実際に本物の作品を観ないと良さは分からないと思うのです。

もちろんどの画家の作品もそうなのだけど、特にマルケに限ってはそれが当てはまります。

なぜか!?

 

ポイント!
鑑賞のポイントにもなりますが、マルケの作品は見る距離で違った表情を見せてくれます。

作品に近づくと”モサッ!”と見えるのに、ちょっと離れて眺めると”風景として美しく見える”のです。

この表現で分かってもらえたかな??

とにかく、距離感で作品を鑑賞して欲しいわけです。

 

「ル・ピラ」(1935年) ※SOMPO美術館で開催の「アルベール・マルケ展」より

「ル・ピラ」(1935年) ※SOMPO美術館で開催の「アルベール・マルケ展」より

・50×61cm、カンヴァスに油彩、ボルドー美術館所蔵

こちらは今展の見所作品にもなっている「ル・ピラ」という作品。

鮮やかで明るい画風が好きで、しかも海が好きな人間にとって、実にタマラナイ一枚だったりします。

私的に今回必見ともいえる作品です。

 

「ラ・グレットの窓」(1926年) ※SOMPO美術館で開催の「アルベール・マルケ展」より

「ラ・グレットの窓」(1926年) ※SOMPO美術館で開催の「アルベール・マルケ展」より

・板に油彩、ボルドー美術館所蔵

 

そして…

「雪と緑色の空、パリ(ポン=ヌフ)」(1947年2月) ※SOMPO美術館で開催の「アルベール・マルケ展」より

「雪と緑色の空、パリ(ポン=ヌフ)」(1947年2月) ※SOMPO美術館で開催の「アルベール・マルケ展」より

・カンヴァスに油彩、上原美術館所蔵

私が特に惹かれたのが、4章の連作”ポン=ヌフ”作品たちです。

特に魅了されたのが以下の3点↓

・展示番号60:「ポン=ヌフ、夜景」(1938年)個人蔵
・展示番号61:「ポン=ヌフ、曇天」個人蔵
・展示番号62:「ポン=ヌフとサマリテーヌ」(1940年)ひろしま美術館

どれも同じ様な風景ですが、でも全く違った雰囲気を醸し出しています。

並べて展示されていたら、これは観る側も楽しくなってくる!

個人的に一番長居した章だったと思います。

 

「りんごとナプキン」(1879-1880年頃)ポール・セザンヌ ※SOMPO美術館で開催の「アルベール・マルケ展」より

「りんごとナプキン」(1879-1880年頃)ポール・セザンヌ ※SOMPO美術館で開催の「アルベール・マルケ展」より

・カンヴァスに油彩、SOMPO美術館所蔵

そして最後は、素描や挿絵が展示されたエリアでした。

純粋にマルケの絵の上手さを感じさせるものばかりで、特に墨によって描かれた素描は絶品!

最後に素描を持ってきたのが、私的にはセンスを感じさせる構成だったと思います。

ちなみに、上↑の作品はポール・セザンヌの作品で、展示の最後にゴッホの「ひまわり」と共に展示されていました。

 

私の考え
全体的にコンパクトに収められていながら、それでいて気楽に楽しめる!

個人的に”来て良かった!!”

…そう思える展覧会だったと思います。

 

SOMPO美術館で「アルベール・マルケ展」を観てきました。
…という感じの「開館50周年記念 アルベール・マルケ展」でした。

SOMPO美術館で、2026年12月13日(日)まで開催なので興味のある方はぜひ足を運んでほしいと思います。

 

 

 

「アルベール・マルケ展」の開催概要

SOMPO美術館で開催の「アルベール・マルケ展」

 

肝心の開催概要は以下になります。

【 開館50周年記念「アルベール・マルケ展」の開催概要 】

・会期:2026年9月22(火)~2026年12月13日(日)
・場所:SOMPO美術館(東京都新宿区西新宿1-26-1)

・時間:10:00~18:00(金曜日は20:00まで) ※入館は閉館の30分前まで
・休館日:月曜日、9月24日、10月13日、11月24日(ただし10月12日、11月23日は開館)

・入館料:一般(26歳以上)の当日券は2,000円、事前購入券は1,800円
     25歳以下の当日券は1,200円、事前購入券は1,100円
     小中高校生、障がい者手帳をお持ちの方は無料

※会期中は素描類の展示替えがあります。前期:11月1日(日)まで、後期:11月3日(火・祝)から

 

 

撮影に関して…

鑑賞時のポイントと写真撮影

今回の「アルベール・マルケ展」は、”撮影マークの作品のみ撮影可能”になっています。

もちろんフラッシュや三脚の使用、動画撮影は禁止なのでご注意を!

 

興味のある方はぜひ!

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

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