- 2026-10-3
- Enjoy This (観てほしい絵画展), Impression (絵画展の感想)
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先日、SOMPO美術館で「開館50周年記念 アルベール・マルケ展」を観てきました。
個人的に気になっていた展覧会が開催したので、早速行ってきました。
今回は展示の様子も少し交えながら、私的鑑賞レビューをしていこうと思います。
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【 目次 】 |
SOMPO美術館で「アルベール・マルケ展」を観てきました。

個人的にアルベール・マルケの画風は好きなので、前々から気になっていた展覧会でした。
しかも日本では35年ぶりの回顧展!!だそうで、これは絶対に行かないと!と思っていたのです。
早速SOMPO美術館で観てきたので、展示の様子も挙げながらレビューしていこうと思います。
興味のある方はぜひレビューを参考!
まず、早速私の率直な感想ですが…
純粋に”来て良かった!”と思える内容でした。
特にアルベール・マルケの作品は”LIVE感”が重要だと思っています。つまり本物を観ないと良さが分からない!と思っているから、それを体現出来たのも良かったですね。^^
というわけで、興味のある方はぜひ足を運んでほしいですね。
では、肝心の展示風景も交えながらレビューしていこうと思います。
・・・

「裸婦、通称フォーヴの裸婦」(1898年) ※SOMPO美術館で開催の「アルベール・マルケ展」より
・油彩/カンヴァスに貼った紙、ボルドー美術館所蔵
これはボルドー美術館所蔵の作品で、「裸婦、通称フォーヴの裸婦」です。
個人的にもよく見かける作品の一つで、最初にこの絵を観れたのは何とも嬉しい限りです。
今展の約4分の1くらいがボルドー美術館所蔵の作品で構成されているわけですが、というかアルベール・マルケ自身がボルドー出身の画家だからでしょうか。

「ノートル=ダム大聖堂、陽光」(1904年) ※SOMPO美術館で開催の「アルベール・マルケ展」より
・カンヴァスに油彩、ポー美術館所蔵(国立造形芸術センターより寄託)
上の画像を見て分かる通り、今展は”撮影OKマークの作品のみ撮影可能”になっています。
計10点ほどあるので、気になった作品を写真に収めるのもイイかと思います。
ちなみに、「アルベール・マルケ展」の展示構成は以下の通りになっています。
1、形成期:フォーヴィスムの渦中で
2、水辺の変奏:旅する画家
3、アルジェに恋して
4、晩年:セーヌ、ポン=ヌフ連作
5、素描、挿絵本

「ル・アーヴル、船渠」(1906年) ※SOMPO美術館で開催の「アルベール・マルケ展」より
・カンヴァスに油彩、アンドレ・マルロー近代美術館所蔵(ル・アーヴル)
ここまで作品を見て分かると思いますが、マルケの作品は比較的地味な感じが多い。
一応”フォーヴィスム(野獣派)”のグループに属するようですが、あまり野獣的な色彩などを用いなかった画家でした。
グレーや薄い青などを基調とし、色彩と面で全体を構成した作品が多い印象です。
もうちょっと分かりやすく言うと、色面を重ね合わせて画面を構成した感じです。
しかも色面で奥行き(遠近感)まで表現していた
しかも風景画において重要な要素でもある遠近感(奥行き)を、色面で表現していたわけだから、考えただけでも本当に凄い画家です。

「ナポリ、帆船」(1909年) ※SOMPO美術館で開催の「アルベール・マルケ展」より
・カンヴァスに油彩、ボルドー美術館所蔵
この辺からマルケを象徴する作品が登場してきます。
アルベール・マルケと言えば、私の印象では”海の風景画家”というイメージが強い。
全体的に港や船、海を描いた風景画が多いです。

「マルセイユの馬」(1916年) ※SOMPO美術館で開催の「アルベール・マルケ展」より
・カンヴァスに油彩、ボルドー美術館所蔵
私の持論にはなりますが、”アルベール・マルケはLIVE感に限る!”と思っています。
つまり、実際に本物の作品を観ないと良さは分からないと思うのです。
もちろんどの画家の作品もそうなのだけど、特にマルケに限ってはそれが当てはまります。
なぜか!?

鑑賞のポイントにもなりますが、マルケの作品は見る距離で違った表情を見せてくれます。
作品に近づくと”モサッ!”と見えるのに、ちょっと離れて眺めると”風景として美しく見える”のです。
この表現で分かってもらえたかな??
とにかく、距離感で作品を鑑賞して欲しいわけです。

「ル・ピラ」(1935年) ※SOMPO美術館で開催の「アルベール・マルケ展」より
・50×61cm、カンヴァスに油彩、ボルドー美術館所蔵
こちらは今展の見所作品にもなっている「ル・ピラ」という作品。
鮮やかで明るい画風が好きで、しかも海が好きな人間にとって、実にタマラナイ一枚だったりします。
私的に今回必見ともいえる作品です。

「ラ・グレットの窓」(1926年) ※SOMPO美術館で開催の「アルベール・マルケ展」より
・板に油彩、ボルドー美術館所蔵
そして…

「雪と緑色の空、パリ(ポン=ヌフ)」(1947年2月) ※SOMPO美術館で開催の「アルベール・マルケ展」より
・カンヴァスに油彩、上原美術館所蔵
私が特に惹かれたのが、4章の連作”ポン=ヌフ”作品たちです。
特に魅了されたのが以下の3点↓
・展示番号60:「ポン=ヌフ、夜景」(1938年)個人蔵
・展示番号61:「ポン=ヌフ、曇天」個人蔵
・展示番号62:「ポン=ヌフとサマリテーヌ」(1940年)ひろしま美術館
どれも同じ様な風景ですが、でも全く違った雰囲気を醸し出しています。
並べて展示されていたら、これは観る側も楽しくなってくる!
個人的に一番長居した章だったと思います。

「りんごとナプキン」(1879-1880年頃)ポール・セザンヌ ※SOMPO美術館で開催の「アルベール・マルケ展」より
・カンヴァスに油彩、SOMPO美術館所蔵
そして最後は、素描や挿絵が展示されたエリアでした。
純粋にマルケの絵の上手さを感じさせるものばかりで、特に墨によって描かれた素描は絶品!
最後に素描を持ってきたのが、私的にはセンスを感じさせる構成だったと思います。
ちなみに、上↑の作品はポール・セザンヌの作品で、展示の最後にゴッホの「ひまわり」と共に展示されていました。

全体的にコンパクトに収められていながら、それでいて気楽に楽しめる!
個人的に”来て良かった!!”
…そう思える展覧会だったと思います。

…という感じの「開館50周年記念 アルベール・マルケ展」でした。
SOMPO美術館で、2026年12月13日(日)まで開催なので興味のある方はぜひ足を運んでほしいと思います。
「アルベール・マルケ展」の開催概要

肝心の開催概要は以下になります。
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【 開館50周年記念「アルベール・マルケ展」の開催概要 】 ・会期:2026年9月22(火)~2026年12月13日(日) ・時間:10:00~18:00(金曜日は20:00まで) ※入館は閉館の30分前まで ・入館料:一般(26歳以上)の当日券は2,000円、事前購入券は1,800円 |
※会期中は素描類の展示替えがあります。前期:11月1日(日)まで、後期:11月3日(火・祝)から

今回の「アルベール・マルケ展」は、”撮影マークの作品のみ撮影可能”になっています。
もちろんフラッシュや三脚の使用、動画撮影は禁止なのでご注意を!
興味のある方はぜひ!
※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。
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