アーティゾン初!のデザイン展「エットレ・ソットサス」を観てきました。

アーティゾン美術館で、「エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」展を観てきました。

 

先日、アーティゾン美術館で、エットレ・ソットサス 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる展を観てきました。

 

今回はアーティゾン初!となるデザイン展だそうで、個人的にも非常に気になっていた展覧会でした。

これまでとは違った新たな挑戦!を感じるし、内容的にも非常に興味があったわけで…

今回は展示の様子も交えながら、私の鑑賞レビューをしていこうと思います。

 

目次

アーティゾン美術館で、「エットレ・ソットサス」展を観てきました。(鑑賞レビュー)
ところで、”エットレ・ソットサス”とは!?

展覧会「エットレ・ソットサス – 魔法がはじまるとき~」の開催概要

 

 

 

アーティゾンで「エットレ・ソットサス」展を観てきました。

アーティゾン美術館で、「エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」展を観てきました。

先日、エットレ・ソットサス 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」展を観てきました。

これはアーティゾンでは初となるデザイン展で、個人的にも前々から非常に興味のあった展覧会でした。

これまでとは一味違った新たな挑戦!があるのでは!?

…と、私はある種の期待感を持っていたわけです。

 

私の考え
ずは、私の率直な感想になりますが、一言で思った以上に良かった!に尽きます。

”デザイン”に興味がある私としては、まさにストライク!とも言うべき展覧会でした。

思いのほか楽しかった!し、気が付けば結構長居してしまったわけで…。

しかもアーティゾンの挑戦!も感じられただけに、私としては新鮮さ!も味わえたと思っています。

 

なみに、今回の展示構成ですが…

エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれるの展示構成

・section1、1950年代後半 ー イタリア企業との協働
・section2、1960年代 デザインの実験
・section3、1970年代 デザインを巡る放浪
・section4、1980年代 メンフィスの時代
・section5、1990年代 ー 飽くなきデザインの冒険

 

は、肝心となる展示の様子を見ていこうと思います。

section1 - イタリア企業との協働

※アーティゾン美術館で開催の「エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」より

※アーティゾン美術館で開催の「エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」より

・「ルクレツィアとフレーム」(1964-65年)エットレ・ソットサス / 制作者:ポルトロノーヴァ

まず最初のセクションは、1950年代後半の作品

つまりエットレ・ソットサスがインダストリアル・デザイナーとして本格始動し、活躍した時期の作品が展示されていました。

 

※アーティゾン美術館で開催の「エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」より

※アーティゾン美術館で開催の「エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」より

・右:「モービル MS.180」(1959-63年頃)エットレ・ソットサス / 制作者:ポルトロノーヴァ
・左:「モービル」(1957-59年)エットレ・ソットサス / 制作者:ポルトロノーヴァ

家具メーカー”ポルトロノーヴァ社”では、アーティスティック・デザイナーとして斬新なデザインを手掛けます。

ポップなストライプ模様は、特に目を惹くと思います。

 

「ヴァレンタイン」(1968年)エットレ・ソットサス、ペリー・キング ※アーティゾン美術館で開催の「エットレ・ソットサス」より

「ヴァレンタイン」(1968年)エットレ・ソットサス、ペリー・キング ※アーティゾン美術館で開催の「エットレ・ソットサス」より

・ABS樹脂・金属

これはタイプライターを製造販売する”オリヴェッティ社”で手掛けた「ヴァレンタイン」です。

私は思わずオオッ!可愛い!!と、唸ってしまいました。

鮮烈でありながら、それでいてオシャレさも醸し出しているから素敵です。

当時は無機質なオフィス用品が多かったようなので、これは映えるのも当然といったところでしょうか。

 

ポスター:「ヴァレンタイン」(1969年)エットレ・ソットサス ※アーティゾン美術館で開催の「エットレ・ソットサス」より

ポスター:「ヴァレンタイン」(1969年)エットレ・ソットサス ※アーティゾン美術館で開催の「エットレ・ソットサス」より

・(各)68.4×48.5cm、オフセット印刷

このポスターも非常に斬新ですよね。

色遣いのセンスも感じられるし、何よりアートな感じがイイですね!

 

 

section2~

※アーティゾン美術館で開催の「エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」より

※アーティゾン美術館で開催の「エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」より

・section2の展示風景

 

※アーティゾン美術館で開催の「エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」より

※アーティゾン美術館で開催の「エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」より

・手前:「アーグラ」エットレ・ソットサス、高さ202.0cm、
・奥:section3の「メタファー」の展示風景

 

※アーティゾン美術館で開催の「エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」より

※アーティゾン美術館で開催の「エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」より

・section3の「メタファー」の展示風景

 

 

section4、1980年代 メンフィスの時代

※アーティゾン美術館で開催の「エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」より

※アーティゾン美術館で開催の「エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」より

・右:「マラバール」(1982年)エットレ・ソットサス、229.9×254.0×50.2cm
・左:「アクロポリス」(1988年)エットレ・ソットサス、184.0×226.0×57.5cm

セクション4では、メンフィス時代の作品が展示されていました。

メンフィス」は1981年にソットサスを中心に結成されたデザイングループ。

日本人デザイナー倉俣史郎梅田正徳(うめだ まさのり)もグループに参加していたそうです。

家具としての機能面では”??”と思うところもありますが、でも斬新なデザインと色遣いはとても好きです。^^

そういえば興味深い解説があり、グループ名の「メンフィス」はボブ・ディランの曲『メンフィス・ブルース・アゲイン』が由来との事。

 

※アーティゾン美術館で開催の「エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」より

※アーティゾン美術館で開催の「エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」より

・section4の展示風景

様々な色彩や装飾、形態など、どれもが非常に斬新!!

特にガラス工芸は非常に美しく、見惚れてしまいます。^^

 

※アーティゾン美術館で開催の「エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」より

※アーティゾン美術館で開催の「エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」より

・右:「アルデバラン」(1983年)エットレ・ソットサス、高さ:16.0センチ、ガラス
・左:「アルタイル」(1982年)エットレ・ソットサス、高さ:44.0センチ、ガラス

なかでも、左の「アルタイル」は部屋に飾っておいてもイイな~と。

ちなみにアルタイル(Altair)は、わし座を構成する星の中で最も明るい恒星です。

ここで展示されているガラス工芸には、星の名を冠した作品が多くありました。

おそらく星をイメージして制作したのかもしれないですね。

 

 

section5、1990年代 ー 飽くなきデザインの冒険

※アーティゾン美術館で開催の「エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」より

※アーティゾン美術館で開催の「エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」より

・section5で展示されていた様々な花瓶の展示風景

最後のセクション5も、結構好きな場所でした。

どれもカラフルでポップな感じは、ず~と観ていても飽きないですね。

 

※アーティゾン美術館で開催の「エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」より

※アーティゾン美術館で開催の「エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」より

・section5で展示されていた様々な花瓶の展示風景

どことなく実験室の道具に見えたりもしますが、こういったデザインもオモシロイ!

目を惹く派手な色遣いばかりですが、不思議と不快さを感じさせないのはさすがだな~と。

 

アーティゾン美術館で、「エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」展を観てきました。
ず~と観ていても飽きない。

気が付けば、結構長居してしまったエットレ・ソットサス」展でした。

2026年10月4日まで開催なので、興味のある方はぜひ足を運んでほしいと思います。

開催概要は以下に載せています。

 

 

 

ところで、”エットレ・ソットサス”とは!?

アーティゾン美術館で開催の「エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」

せっかくなのでエットレ・ソットサス(Ettore Sottsass)について解説しようと思います。

建築やデザインに精通している人なら、知っている人も多いでしょう。

かく言う私は、”知っている程度”といったところでしょうか。

というわけで、この機会に調べてみたのです。

 

エットレ・ソットサス(Ettore Sottsass)

1917年~2007年、イタリアの建築家&インダストリアルデザイナー。

大学で建築学を学んだ後、第二次大戦に従軍し、その後ミラノに事務所を開設しデザイナー・建築家としてスタートします。

その後、タイプライターなどを手掛ける”オリベッティ社”や、家具会社”ポルトロノーヴァ社”と関り画期的なデザインを生み出します。

1959年、デザインを手掛けた「トテム(totem)」で、イタリア最高のデザイン賞を受賞し一躍名を広める。機能的でポップアートの様な色遣いは、当時としては斬新で芸術的とも評価される程でした。

 

※アーティゾン美術館で開催の「エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」より

※アーティゾン美術館で開催の「エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」より

・右:「カサブランカ」(1981年)エットレ・ソットサス、231.0×158.0×39.0cm
・左:「カールトン」(1981年)エットレ・ソットサス、195.6×189.9×40.0cm

1981年、若手デザイナーや建築家らと共にデザイングループ「メンフィス」を結成し、大胆なデザインで数々のセンセーションを巻き起こします。

その後もフィオルッチ(Fiorucci)やエスプリ(Esprit)、アレッシ(ALESSI)など多くの企業の商品デザインに携わる。特にキッチンシリーズ「TWERGI」や照明シリーズは、ユニークでアート性も高く、ソットサスを代表するデザインに挙げられています。

 

アーティゾン美術館で、「エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」展を観てきました。
今回の「エットレ・ソットサス」展は、展示構成が時代順で紹介されていて初めての方でも楽しめる内容になっていました。

開催概要は以下に載せているので、興味のある方は日程をぜひチェック!!

 

ソットサス、エットーレ(Ettore Sottsass) 1917.9.14 ー 2007.12.31

イタリアの建築家、デザイナー。オーストリアのインスブルックに生れる。1939年トリノ大学建築科を卒業し、各種の建築設計に従事。1958年オリヴェッティ社にプロダクト・デザイナーとして参加。以後、電子タイプライター『プラクシス48』や手動式タイプライター『ヴァレンタイン』など、多くのすぐれたデザインを発表。ほかにも家具、照明器具、インテリア・オブジェクトなどを手がける。~(以下省略)

・出典元:『新潮 世界美術辞典』より一部抜粋

 

 

 

「エットレ・ソットサス – 魔法がはじまるとき~」の開催概要

アーティゾン美術館で、「エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」展を観てきました。

今回の「エットレ・ソットサス」展は、アーティゾン美術館初!となるデザイン展です。

私としては、非常に楽しめた内容だったので、興味のある方はぜひ足を運んでほしいと思います。

 

心の開催概要は以下になります。

エットレ・ソットサス - 魔法がはじまるとき、デザインは生まれるの開催概要

・会期:2026年6月23日(火)~10月4日(日)
・場所:アーティゾン美術館の6階展示室にて(東京都中央区京橋1-7-2)

・時間:10:00~18:00(毎週金曜日は20:00まで) ※入館は閉館の30分前まで
・休館日:月曜日(7月20日、9月21日は開館)、7月21日、9月24日

・入館料:一般(ウェブ予約)は1,200円、一般(窓口販売)は1,500円
 大学生・専門学校生・高校生は無料(要ウェブ予約)
 障がい者手帳をお持ちの方、中学生以下は無料(予約不要)

※今展は”基本撮影可能”となっています。

※当日の窓口購入でもイイですが、可能なら前もってウェブ予約で購入をおススメします。
(チケット料金も若干安く割引になります。)

 

た同時開催で、「瀧口修造  書くことと描くこと」も鑑賞できます。

※参考⇒アーティゾンの「瀧口修造 書くことと描くこと」が、実に良かった!

こちらも私的におススメなので、お見逃しなく!!

 

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

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