- 2026-2-4
- Enjoy This (観てほしい絵画展), Impression (絵画展の感想)
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先日、東京都美術館で「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」展を観てきました。
普段、西洋画や日本画の鑑賞が多い私にとって、たまに観る北欧の絵画は実に新鮮!!
今回は展覧会の様子も交えながら、「スウェーデン絵画展」のレビューをしていこうと思います。
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【 目次 】 |
「スウェーデン絵画:北欧の光~」展を観てきました。

先日、東京都美術館で「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」展を観てきたので、私的レビューをしていこうと思います。
普段はヨーロッパ絵画や日本画を観る機会が多い私にとって、たまに観る北欧絵画の展覧会は実に新鮮!!
そんなわけで、前々から楽しみにしていた展覧会でした。

さて、私の感想としては…
予想以上に良かった!という感じです。
前々から楽しみにしていたけれど、予想ではこじんまりとした内容かと思いきや…
でも実際に観ると、結構充実していた内容でした。
良い意味で期待を裏切られた感じですね。
”芸術は実際にLIVEで観るに限る!”と、改めて思った次第です。

「草原の妖精たち」(1850年)ニルス・ブロメール
・115×143cm、カンヴァスに油彩、スウェーデン国立美術館所蔵
例えば、ニルス・ブロメール(Nils Blommer)の「草原の妖精たち」もそんな一枚でした。
これは最初にお出迎えしてくれた作品で、見どころ作品の一つに挙げられていた一枚。
でも実際に観ると、ここまで幻想的だとは!?
画像で見た時よりも、LIVEだとより神秘性に溢れていたのです。

「落穂拾いの少女」(1880年代初頭)ヒューゴ・サルムソン
・74×61cm、カンヴァスに油彩、スウェーデン国立美術館所蔵
こちらはヒューゴ・サルムソン(Hugo Salmson)の作品です。
落葉が黄金に輝く様で、非常に美しい!
まさに神秘性を感じさせる作品です。
ちなみに、「スウェーデン絵画展」の展示構成ですが…
1章、スウェーデン近代絵画の夜明け
2章、フランス近代絵画との出合い
3章、グレ=シュル=ロワンの芸術家村
4章、日常のかがやき-”スウェーデンらしい”暮らしのなかで
5章、現実のかなたへ-見えない世界を描く
6章、自然とともに-新たなスウェーデン絵画の創造
展示作品は計84点で、全てスウェーデン国立美術館所蔵。
※4章からは撮影可能(一部を除いて)になっています。

「スイスの石切り場」(1886年)アクセル・ユングステット
・120×138cm、カンヴァスに油彩、スウェーデン国立美術館所蔵
見ての通り、まるで写真の様!ですね。
ありのままを描いた作品で、しかも大画面なだけあって見応え充分!
自然主義とレアリスムを重視した作品なのが分かります。
3章になると、個人的に好きな作品が続々登場してきます。
まずは…

「グレ=シュル=ロワン」(1885-1886年頃)カール・ノードシュトルム
・95×145cm、カンヴァスに油彩、スウェーデン国立美術館所蔵
カール・ノードシュトルム(Karl Nordstrom)の「グレ=シュル=ロワン」です。
最近こういった素朴な風景画に惹かれてしまいますが、なぜだろう!?
年齢を重ねた性でしょうか。

「カケス」(1886年)ブルーノ・リリエフォッシュ
・51×66cm、カンヴァスに油彩、スウェーデン国立美術館所蔵
野生の動物を描いた画家で知られるブルーノ・リリエフォッシュ(bruno_liljefors)の作品。
仲間を追って飛び立つ直前を描いた様は、観察眼に優れていないと描けない代物だと思います。
カケス(Garrulus glandarius)はスズメ目カラス科に属する、主にユーラシア大陸の中部から南部に生息する鳥。
私たちにはあまり馴染みない鳥ですが、日本でも一部の地域で生息しているそうです。
4章以降は…
ここからは撮影が可能なエリアに突入なので、展示の様子も交えて話していこうと思います。

「グランドピアノにて」(1892年)ハンナ・パウリ ※「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」展より
・38×46cm、カンヴァスに油彩、スウェーデン国立美術館所蔵

「陽光」(1898年)ファンニ・ブラーテ ※「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」展より
35.6×50.4cm、カンヴァスに油彩、スウェーデン国立美術館所蔵

「家政婦のブリッタ=マリーア・バンク(愛称ムッサ)」(1890年)エーヴァ・ボニエル ※「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」展より
・112×86cm、カンヴァスに油彩、スウェーデン国立美術館所蔵

「編物をするダーラナの少女コール=マルギット」(1901年)アンデシュ・ソーン ※「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」展より
・72×57cm、カンヴァスに油彩、スウェーデン国立美術館所蔵
ここまで室内の人物画を立て続けに挙げてみましたが、どれも個性があるのがオモシロイ。
印象派チックなものもあれば、レアリスムで写実的な作品もある。
北欧絵画はフランスやドイツから影響を受けながら、でも画家独自の画風はちゃんと持っているのが特徴のようです。
だから観ていても飽きないのでしょう。
これも北欧絵画の魅力だろうと思います。
そして風景画も素敵なもの揃い!と言った感じです。

「首都の郊外」(1899年)エウシェーン・ヤーンソン ※「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」展より
・152×136cm、カンヴァスに油彩、スウェーデン国立美術館所蔵
このエウシェーン・ヤーンソンの「首都の郊外」は、ちょっと離れてみると実に臨場感溢れる作品です。
奥行きと言うか遠近感があって、しかも大画面なだけに迫力もある。
この感覚は実際に行かないと分からないでしょう!

「群島の日没」(1907年)ゴットフリード・カルステーニウス ※「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」展より
・111×131cm、カンヴァスに油彩、スウェーデン国立美術館所蔵

「キッチン(『ある住まい』より)」(1894-1899年頃)カール・ラーション
・32×43cm、紙に水彩、スウェーデン国立美術館所蔵
日本で名が知られている北欧の画家と言えば、おそらくカール・ラーションやアウグスト・ストリンドバリくらいでしょう。
そういった意味でも、地味な展覧会では?と思うかもしれない。
でも侮ってはいけませんね!!
実際に観ると、意外と見応えがある内容なのが分かると思います。

これは実際に足を運ばないと分からないと思います。
というわけで、興味のある人は行ってみるのをおススメします。
また次では、私が特に惹かれた3点を挙げたいと思います。
気になる方は、↓コチラもどうぞ!!
私が特に惹かれた3点を挙げてみました!

「おもちゃのある部屋の隅」(1887年)カール・ラーション
・91×58cm、紙に水彩、スウェーデン国立美術館所蔵
締めとして、私が特に惹かれた3点を紹介したいと思います。
上の絵はその内の一枚で、カール・ラーションの「おもちゃのある部屋の隅」です。
これは観た瞬間釘付けになった作品でした。
何より驚きが、水彩による作品だという点です。
正直言って、この絵を観ながらご飯を食べられますね!!^^

「フリッティオフの帰還(エサイアス・テグネール『フリッティオフ物語』より)」(1880年代)アウグスト・マルムストゥルム
・99×70.2cm、カンヴァスに油彩、スウェーデン国立美術館所蔵
そして2つ目が、アウグスト・マルムストゥルム(August Malmstrom)の作品。
これは勇士フリッティオフの冒険とインゲボリ姫の恋の伝説の一部を描いた作品。
焼き払われた家の跡にたたずむ凛々しい姿に惚れてしまいました。
男が男に惚れる!わけですから、それだけイイというわけです。
3つ目が、4章で展示されていた「コーヒー・タイム」です。
エルサ・バックルンド=セルスィング(Elsa Backlund-Celsing)による作品で、1880年~1974年に生きた比較的最近の女流画家。
コーヒー・タイム時の家族の様子を描いた作品ですが、何とも言えない色遣いが良かった!
心が温まる作品なので、ぜひ観てほしいですね。

という感じで、私の惹かれた3点を挙げてみました。
ぜひ、あなたも惹かれる素敵な作品を見つけてほしいと思います。
巡回展「スウェーデン絵画」展の開催概要

今回の「スウェーデン絵画展」ですが、東京開催の後は、山口と愛知の巡回開催予定になっています。
普段北欧絵画はなかなか見る機会がないと思うので、興味のある方は日程をチェックして足を運んでほしいと思います。
そんな、「スウェーデン絵画展」の開催概要は以下になります。
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「スウェーデン絵画:北欧の光、日常のかがやき」の開催概要 東京開催 ・時間:9:30~17:30まで(金曜は20時まで) ※入場は閉館の30分前まで |
また、山口と愛知の開催概要はコチラ!↓
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「スウェーデン絵画:北欧の光、日常のかがやき」の開催概要 山口開催 愛知開催 |
一応”予定”という感じなので、随時公式サイトでチェックは必須!
興味のある人は、ぜひ行ってほしいと思います。
※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。
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