アーティゾンの「瀧口修造 書くことと描くこと」が、実に良かった!

アーティゾン美術館で「瀧口修造 書くことと描くこと」を観てきました。

 

先日、アーティゾン美術館で、瀧口修造 書くことと描くこと展を観てきました。

 

これは「石橋財団コレクション選」と共に開催されていた展覧会。

企画展という程の規模ではなかったのですが、私的に非常に良かった!と思える内容だったので、今回はレビューしよと思った次第です。

 

目次

アーティゾンの「瀧口修造 書くことと描くこと」展をレビュー!
展覧会「瀧口修造 書くことと描くこと」の開催概要

 

 

 

アーティゾンの「瀧口修造 書くことと描くこと」展をレビュー!

アーティゾン美術館で開催の「瀧口修造 書くことと描くこと」

アーティゾン美術館の5~4階展示室では、展覧会瀧口修造 書くことと描くことが開催されています。

これは「石橋財団コレクション選」と共に開催されていた展覧会で、企画展というほどの規模ではなかったのですが、でも個人的に非常に目を惹く内容でした。

的に言わせれば、”こんなにオモシロイ作品があるんだ~!”と、かなりの興奮ものでした。

 

「無題」(1971年頃)瀧口修造 ※アーティゾンで開催の「瀧口修造 書くことと描くこと」より

「無題」(1971年頃)瀧口修造 ※アーティゾンで開催の「瀧口修造 書くことと描くこと」より

・紙にデカルコマニー、アーティゾン美術館所蔵

特に魅了されたのが、デカルコマニーと称されるデッサンです。
(※”デカルコマニー”についての解説は以下でしています。)

これまで瀧口修造の作品を見る機会は何度もありましたが、なぜか今回に限っては釘付けになってしまいました。

以前はそこまで惹かれなかったというのに…、芸術って本当に不思議なものですよね!?^^

 

「無題」(1971年頃)瀧口修造 ※アーティゾンで開催の「瀧口修造 書くことと描くこと」より

「無題」(1971年頃)瀧口修造 ※アーティゾンで開催の「瀧口修造 書くことと描くこと」より

・紙にデカルコマニー、アーティゾン美術館所蔵

どうでしょう!?

この何とも言えない不思議な世界観の絵!

観ていると、絵に吸い込まれそうになるから不思議です。

私的には、”ず~と観ていたい!”そう思わせてくれる作品です。

ただ今回大きなミスを犯していまい、それは”単眼鏡(ルーペ)”を用意してこなかったのです。

展示されていたデカルコマニーの作品の多くは、比較的小さいものばかりだったので、もっと細部に迫って鑑賞したかったな~と。

これは私にとって、大きな後悔でしたね…。( ;´ω` )トホホ…

 

「無題」(1962年)瀧口修造 ※アーティゾンで開催の「瀧口修造 書くことと描くこと」より

「無題」(1962年)瀧口修造 ※アーティゾンで開催の「瀧口修造 書くことと描くこと」より

・紙にバーント・ドローイング、アーティゾン美術館所蔵

の機会に瀧口修造(たきぐち しゅうぞう)について話しておこうと思います。

おそらく、知らない人も多いのでは!?と思います。

瀧口修造(1903~1979年)は、近代日本を代表する詩人で美術評論家です。

活動として特に知られているのが、日本においてシュルレアリスムを推進した功績です。

1920年頃に日本にシュルレアリスムがやって来たわけですが、瀧口は”書く”という活動で多くの芸術家に影響を与えていったのです。

それから1960年頃に、”書く”という活動から”描く”にシフトチェンジしていった。

 

「無題」(1968年)瀧口修造 ※アーティゾンで開催の「瀧口修造 書くことと描くこと」より

「無題」(1968年)瀧口修造 ※アーティゾンで開催の「瀧口修造 書くことと描くこと」より

・紙にバーント・ドローイング、アーティゾン美術館所蔵

今回の展覧会名「書くことと描くこと」は、瀧口の作家活動芸術家という両側面にスポットを当てた内容です。

アーティゾンはそんな瀧口修造の作品を収集していて、今回はその約半数を一気に披露!

瀧口自身が制作したドローイングや、パウル・クレーやジョアン・ミロとの関連作品を含めた約140点が展示されています。

 

「ミロの星とともに」(1978年)瀧口修造 / ジョアン・ミロ ※アーティゾンで開催の「瀧口修造 書くことと描くこと」より

「ミロの星とともに」(1978年)瀧口修造 / ジョアン・ミロ ※アーティゾンで開催の「瀧口修造 書くことと描くこと」より

・47.0×45.5×6.0cm、書籍

瀧口修造の作品は偶発性を伴ったものが多く、人によっては好みが別れそうな作風です。

これまで写実的だったり、印象派といった作風に見慣れた人にとっては、物凄く新鮮で面白味を感じさせてくれると思います。

案の定、私はその一人だったわけです。

もちろん瀧口の作品のすべてが良かったかと言えばそれはまた微妙で、中には??と理解に苦しむものもありましたが…。

 

瀧口修造の代表作として…

詩集『妖精の距離』(1937)、『瀧口修造の詩的実験1927-1937』(1967)、評論集『近代芸術』(1938)、『幻想画家』(1959)、『シュルレアリスムのために』(1968)ほか。また海外芸術家との共同制作の本も多く、『マルセル・デュシャン語録』(1968)、ミロとの共作『手づくり諺』(1970)などがある。

・出典元:『新潮 世界美術辞典』より一部抜粋

 

・・・

アーティゾン美術館で開催の「瀧口修造 書くことと描くこと」の展示風景

アーティゾン美術館で開催の「瀧口修造 書くことと描くこと」の展示風景

…という感じの瀧口修造  書くことと描くこと展でした。

 

私の考え
の率直な感想ですが、一言で非常に良かった!に尽きますね。^^

それに瀧口修造についてより知れるきっかけにもなったので、私的なおススメです。

2026年10月4日まで開催なので、興味のある方はぜひ!!

 

 

 

「瀧口修造 書くことと描くこと」の開催概要

アーティゾン美術館で「瀧口修造 書くことと描くこと」を観てきました。

私としては非常に楽しめた内容だったので、興味のある方はぜひ足を運んでほしいと思います。

 

心の開催概要は以下になります。

瀧口修造 書くことと描くことの開催概要

・会期:2026年6月23日(火)~10月4日(日)
・場所:アーティゾン美術館 5~4階展示室にて(東京都中央区京橋1-7-2)

・時間:10:00~18:00(毎週金曜日は20:00まで) ※入館は閉館の30分前まで
・休館日:月曜日(7月20日、9月21日は開館)、7月21日、9月24日

・入館料:一般(ウェブ予約)は1,200円、一般(窓口販売)は1,500円
 大学生・専門学校生・高校生は無料(要ウェブ予約)
 障がい者手帳をお持ちの方、中学生以下は無料(予約不要)

当日の窓口購入でもイイですが、可能なら前もってウェブ予約で購入をおススメします。
(チケット料金も若干安く割引になりますから。)

 

た同時開催で、「エットレ・ソットサス -魔法がはじまるとき、デザインは生まれる」も開催しています。

こちらも私的におススメなので、お見逃しなく!!

 

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

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