北斎の「冨嶽三十六景( 井内コレクション)」を観て、私は久々に興奮!

国立西洋美術館で「北斎 冨嶽三十六景(井内コレクション)」を観てきました。

 

先日、桜が開花し始めた頃でしょうか…

国立西洋美術館北斎 冨嶽三十六景井内コレクションを観てきました。

 

今さら”葛飾北斎”と言われても、特に新鮮味を感じない人も多いでしょう。

でも今回に関しては、私は久々に興奮!してしまったのです。

 

今回は北斎の「冨嶽三十六景(井内コレクション)」展の鑑賞レビューをしていこうと思います。

 

目次

「北斎 冨嶽三十六景(井内コレクション)」展を観てきました。
「北斎 冨嶽三十六景」展の開催概要

 

 

 

「北斎 冨嶽三十六景(井内コレクション)」展を観てきました。

国立西洋美術館で「北斎 冨嶽三十六景(井内コレクション)」を観てきました。

先日、国立西洋美術館北斎 冨嶽三十六景 井内コレクションよりを観てきました。

今さら葛飾北斎の「冨嶽三十六景 」と言われても、特に新鮮味というか驚きはないと思うでしょう。

 

でも、侮るなかれ!!

私は久々に痺れてしまいました。^^

つまり、異常なほど興奮してしまった!とわけです。

私の考え
では、何がそれほどまでに痺れたのか!?

それは…

作品を表裏両方で鑑賞できるから!!

普段僕らが見る浮世絵版画の多くは、インクが付いた表の面です。

でも今回はインクの乗らない面、つまり摺師がバレンで摺る面も展示されていたのです。

これには、さすがの私も興奮!! O(≧∇≦)O

 

『冨嶽三十六景』より「東海道品川御殿山ノ不二」(天保1-4年頃)葛飾北斎 ※「北斎 冨嶽三十六景(井内コレクション)」展より

「東海道品川御殿山ノ不二」(天保1-4年頃)葛飾北斎 ※「北斎 冨嶽三十六景(井内コレクション)」展より

・横大判錦絵、版元:西村屋与八、井内コレクション(国立西洋美術館に寄託)

↑上は「東海道品川御殿山ノ不二」で、両面展示されていた一枚でした。

今回、両面展示されていたのは以下の3点↓

・「神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)
・「甲州石班沢(こうしゅうかじかざわ)
・「東海道品川御殿山ノ不二(とうかいどうしながわごてんやまのふじ)

私としては”48点全て観たかったな~”というのが本音ですが、こればっかりは欲を言えばキリがないわけで…。

ちなみに「公式図録」内では、すべての両面部分載っているので興味のある方は購入するのもイイと思います。

 

『冨嶽三十六景』より「東海道品川御殿山ノ不二(裏面)」(天保1-4年頃)葛飾北斎 ※「北斎 冨嶽三十六景(井内コレクション)」展より

「東海道品川御殿山ノ不二(裏面)」(天保1-4年頃)葛飾北斎 ※「北斎 冨嶽三十六景(井内コレクション)」展より

・横大判錦絵、版元:西村屋与八、井内コレクション(国立西洋美術館に寄託)

これは「東海道品川御殿山ノ不二」の裏側部分。

絵柄が逆で、全体的に透けている感じからも分かると思います。

よ~く観ると、バレンのこすった跡が読み取れるのではないでしょうか。

館内の解説文では、”当時の江戸の人々は浮世絵を表と裏の両方を観ながら楽しんでいた。”とありましたが、私もこれには共感!

1枚で2度楽しめる!って、本当に最高です。^^

 

今回は両面展示されているとは思いもしなかったので、完全に私の想定外でしたね。

それだけ作品の状態が良いから可能なわけで、解説を見る限り”補強のために裏打ちの紙が貼られていない”からだそう。
(よっぽど大事に保管されていたんだな~って思いますね。)

 

 

れから、もう一つ嬉しい発見!が…

『冨嶽三十六景』より「凱風快晴」(天保1-4年頃)葛飾北斎 ※「北斎 冨嶽三十六景(井内コレクション)」展より

『冨嶽三十六景』より「凱風快晴」(天保1-4年頃)葛飾北斎 ※「北斎 冨嶽三十六景(井内コレクション)」展より

・横大判錦絵、版元:西村屋与八、井内コレクション(国立西洋美術館に寄託)

この通称”青富士”と呼ばれる希少な凱風快晴(がいふうかいせい)でした。

本来「凱風快晴」は”赤富士”なので、この””は色変わり版というわけです。

私は最初この「青富士」を目にした瞬間、”こんな色の富士ってあったっけ!?”と。

一応すべての「冨嶽三十六景 」を知っている私としては、完全に意表を突かれたわけです。

 

その後に解説を見て、”色変わり版なんだな~”と理解。

例えるなら、ポケモンカードで”レア”を引き当てた気分でしょうか。

この例えば適切かどうかは別として、私的には嬉しい発見でしたね。^^

 

『冨嶽三十六景』より「駿州江尻」(天保1-4年頃)葛飾北斎 ※「北斎 冨嶽三十六景(井内コレクション)」展より

『冨嶽三十六景』より「駿州江尻」(天保1-4年頃)葛飾北斎 ※「北斎 冨嶽三十六景(井内コレクション)」展より

・横大判錦絵、版元:西村屋与八、井内コレクション(国立西洋美術館に寄託)

もちろん他にも注目してほしい版画があり、この「駿州江尻(すんしゅうえじり)」もその一枚。

直接的に風の描写はされてはいないけれど、飛ばされる物や樹木のしなった感じ。そして風に負けじと屈める人物描写から、”強風”が表現されている点も見逃せません。

改めて思いますが、北斎の画力の高さには圧巻!ですね。

 

・・・

国立西洋美術館で「北斎 冨嶽三十六景(井内コレクション)」を観てきました。
とにかく今回の「北斎の冨嶽三十六景井内コレクション」展は、私にとって嬉しい発見の連続でした。

私の興奮ぶりが理解されるか分かりませんが、興味のある方はぜひ観てほしいと思います。

「冨嶽三十六景(井内コレクション)」展は「チュルリョーニス展」との同時開催で、2026年6月14日(日)まで開催します。

コチラも、ぜひ!

 

 

 

「北斎 冨嶽三十六景」展の開催概要

国立西洋美術館で開催の「北斎 冨嶽三十六景(井内コレクション)」展

心の開催概要は以下になります。

北斎 冨嶽三十六景井内コレクション)」展の開催概要

・会期:2026年3月28日(土)~6月14日(日)
・場所:国立西洋美術館 企画展示室B3Fにて

・時間:9:30~17:30まで(金・土曜は20時まで)※入館は閉館の30分前まで
・休館日:月曜日、5月7日※ただし3月30日(月)、5月4日(月・祝)は開館

・観覧料:一般は2,200円、大学生は1,300円、高校生は1,000円
 ※中学生以下、障がい者手帳をお持ちの方とその付添者1名は無料。

 

「冨嶽三十六景(井内コレクション)」展は「チュルリョーニス展」との同時開催になっています。

興味のある方は、コチラもぜひ!!

 

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

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