国立西洋美術館で「チュルリョーニス展 内なる星図」を観てきました。

国立西洋美術館で「チュルリョーニス展 内なる星図」を観てきました。

 

先日、国立西洋美術館チュルリョーニス展 内なる星図を観てきました。

 

実は私もよく知らない画家だっただけに、”どういった内容なのだろう!?”と、前々から気になっていた企画展でした。

今回は展覧会の様子を交えながら、鑑賞レビューをしていこうと思います。

 

目次

「チュルリョーニス展 内なる星」を観てきました。
 …私が特に惹かれた3作品をご紹介!

「チュルリョーニス展 内なる星図」の開催概要

 

 

 

「チュルリョーニス展 内なる星図」を観てきました。

国立西洋美術館で「チュルリョーニス展 内なる星図」を観てきました。

先日、国立西洋美術館チュルリョーニス展 内なる星図を観てきました。

 

今回の主役でもある”チュルリョーニス”ですが、あなたはご存知ですか!?

本名は”ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス”で、リトアニアを代表する音楽家で画家。今年で生誕150周年を記念するそうです。

実のところ私はこの画家について知らなかったので、”どういった画家なのだろう!?”と、前々から気になっていた企画展だったのです。

 

私の考え
んな私の率直な感想ですが、とても新鮮だったな~というのが本音です。

私の芸術における知見が広がったのもあるし、何より”リトアニア”を知るきっかけにもなった。^^
(実を言うと、”リトアニア”という国自体よく知らなかったくらいですから。)

それに、今回展示されているチュルリョーニスの作品は、ほぼ全てが国立チュルリョーニス美術館所蔵のもの。

普段はなかなかお目に掛かれないものばかりなので、こうやって日本で観れるって貴重だな~と。

 

ただ、作風は非常に独特!?なので、人によって好き嫌いはあるかもしれませんが…。

「春のモティーフ」(1907年)ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス ※「チュルリョーニス展 内なる星図」より

「春のモティーフ」(1907年)チュルリョーニス ※「チュルリョーニス展 内なる星図」より

・紙にテンペラ、国立M. K. チュルリョーニス美術館所蔵(リトアニア・カウナス)

↑この様に抽象的な作品が多いからです。

全体的に”Pale調”で、靄(もや)がかった感じの薄暗い作風。

神秘的とも言えるし、私的には”スピリチュアル”な感じにも見えてしまう。

 

「冬Ⅱ」(1907年)ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス ※「チュルリョーニス展 内なる星図」より

「冬Ⅱ」(1907年)ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス ※「チュルリョーニス展 内なる星図」より

・紙にテンペラ・グアッシュ、国立M. K. チュルリョーニス美術館所蔵(リトアニア・カウナス)

 

「プレリュード(騎士のプレリュード)」(1909年)ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス ※「チュルリョーニス展 内なる星図」より

「プレリュード(騎士のプレリュード)」(1909年)チュルリョーニス ※「チュルリョーニス展 内なる星図」より

・紙にテンペラ、国立M. K. チュルリョーニス美術館所蔵(リトアニア・カウナス)

それに音楽を取り入れた作品が多いのも特徴です。

元々チュルリョーニスは作曲家から歩んでいるので、音楽の影響を強く受けているのでしょう。

そういった事もあってか、館内はチュルリョーニスの作曲した曲が流れているという状態です。

 

ピアノのための交響詩「海」の楽譜草稿(1903年)ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス ※「チュルリョーニス展 内なる星図」より

ピアノのための交響詩「海」の楽譜草稿(1903年)チュルリョーニス ※「チュルリョーニス展 内なる星図」より

・紙に鉛筆、国立M. K. チュルリョーニス美術館所蔵(リトアニア・カウナス)

曲を聴きながら、作品を鑑賞する!って、これまた粋な計らいですね!

 

になりますが…

今回”チュルリョーニス”について調べていたら、彼の曲が見つかりました。

参考に載せておいたので、ぜひ聴いて欲しいと思います。


※第107回 東京外国語大学管弦楽団より、チュルリョーニス:交響詩『森の中で』

これはYou tubeで見れたチュルリョーニスの曲「In the forest(森の中で)」。

私は後になって分かったのですが、今展でも流れていた曲のようです。

私はコレを聴いて、”チュルリョーニスって結構知られた音楽家なんだな~”と。

つくづく、クラシック音楽に疎い自分自身に呆れてしまったというか…。

とはいえ、この機会に知れたわけですから、結果的に良しとしましょう。^^

 

「閃光Ⅰ」(1906年)ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス ※「チュルリョーニス展 内なる星図」より

「閃光Ⅰ」(1906年)ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス ※「チュルリョーニス展 内なる星図」より

・紙にテンペラ、国立M. K. チュルリョーニス美術館所蔵(リトアニア・カウナス)

そういえば計3点から成る連作「閃光」も、妙に印象に残った作品でしたね!

”光”の表現が印象的で、なぜか観た後もずっと頭から離れないでいる。

 

「閃光Ⅲ」(1906年)ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス ※「チュルリョーニス展 内なる星図」より

「閃光Ⅲ」(1906年)ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス ※「チュルリョーニス展 内なる星図」より

・紙にテンペラ、国立M. K. チュルリョーニス美術館所蔵(リトアニア・カウナス)

抽象画は観る人の感性に訴える部分が大きいと思うので、実際に作品を観ないと分からないですね!^^

 

 

て、ここから私が特に惹かれた3作品を挙げてみたいと思います。

ここまで挙げてきた様に、今回展示されていた作品は薄暗く神秘的な作品が多いです。

実をいうと、最近の好みは”色彩観のある絵”なので、私の好みとはちょっと違いますが…。

それでも、なぜか惹かれるから不思議です。

 

「第6ソナタ(星のソナタ): アレグロ」(1908年)ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス 

「第6ソナタ(星のソナタ): アレグロ」(1908年)ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス

・紙にテンペラ、国立M. K. チュルリョーニス美術館所蔵(リトアニア・カウナス) ※Public Domain画像使用

まず1つ目が、この「第6ソナタ星のソナタ):アレグロ」です。

見ての通り、非常に神秘的で音楽的!

ソナタ(sonata)”はイタリア語で「鳴り響く」という意味だそう。

クラシックに疎い私としては、この絵が”ソナタ”とどう関係しているの?ちょっと理解に苦しみますが、でも画風は目を惹く魅力があります。

 

「おとぎ話(城のおとぎ話)」(1909年)ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス

「おとぎ話(城のおとぎ話)」(1909年)ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス

・厚紙にテンペラ、国立M. K. チュルリョーニス美術館所蔵(リトアニア・カウナス) ※Public Domain画像使用

2つ目が、今回の見所作品にもなって「おとぎ話(城のおとぎ話)」です。

今展でも特に明るく、非常に幸福感を感じる作品。

私は観ていると、ふと元気が湧いてくるようでしたね…。

 

「レックス(王)」(1909年)ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス 

「レックス(王)」(1909年)ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス

・カンヴァスにテンペラ、国立M. K. チュルリョーニス美術館所蔵(リトアニア・カウナス) ※Public Domain画像使用

そして3つ目は、謎の傑作とも言われる「レックス」という作品。

これまで音楽的な作品が多かったチュルリョーニスに対し、どことなく”科学的”な感じがするのは私だけでしょうか。

しかもこの作品に至っても、”テンペラ”で描かれているのがイイですね。

今回展示されている作品のほとんどがテンペラで、おそらく意図的に使っているのでしょう。

テンペラは薄層の重ねに適しているとも言われているので、チュルリョーニスの目指した作風と相性が良かったのかもしれないですね。

 

・・・

国立西洋美術館で「チュルリョーニス展 内なる星図」を観てきました。
という感じで、とても新鮮味のあったチュルリョーニス展 内なる星図でした。

結局のところ、チュルリョーニスの芸術観を理解できたか!?と問われると微妙ですが、素敵な作品がいくつか発見できたので良し!としましょう。

それに”音楽の流れた館内で、作品を鑑賞する!”のもオモシロかった。

”美術館側の心意気”が感じられたからです。

「チュルリョーニス展 内なる星図」は、2026年6月14日まで開催します。
開催概要は以下↓のこちらもチェック!

また北斎の「冨嶽三十六景( 井内コレクション)」展との同時開催なので、コチラもぜひ!!

 

 

 

「チュルリョーニス展 内なる星図」の開催概要

国立西洋美術館で開催の「チュルリョーニス展 内なる星図」

 

心の開催概要は以下になります。

チュルリョーニス展 内なる星図の開催概要

・会期:2026年3月28日(土)~6月14日(日)
・場所:国立西洋美術館 企画展示室B2Fにて

・時間:9:30~17:30まで(金・土曜は20時まで)※入館は閉館の30分前まで
・休館日:月曜日、5月7日※ただし3月30日(月)、5月4日(月・祝)は開館

・観覧料:一般は2,200円、大学生は1,300円、高校生は1,000円
 ※中学生以下、障がい者手帳をお持ちの方とその付添者1名は無料。

 

興味のある方は、ぜひ!!

 

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

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