「牛乳を注ぐ女」をちょっと斜めから …「フェルメール展」より

「フェルメール展(Vermeer)」図録より

 

 

今回の「フェルメール展」の
一番のメインとも思える絵が「牛乳を注ぐ女」

実はこの絵は他とは違った
ちょっと異例な感じがするのです。

「牛乳を注ぐ女」(1658-1660年)ヨハネス・フェルメール

「牛乳を注ぐ女」(1658-1660年)ヨハネス・フェルメール

 

これは牛乳を注いでいるメイドを描いているのですが、
冷静に考えてみると、実に不思議な絵なのです。

 

考え…・思い…
フェルメールの絵で描かれている人物は
学者や地位の高い女性だったりと、
ある程度の地位の人物を描いているケースが多いんですよね。

これはその逆で
当時では地位の低いとされているメイドなのです。

とはいえ、
貧しさという感じは一切ないのです。

フェルメールブルーなる”青”があるためか、
品が感じられるんですよね~。

 

 考え…・思い…
さて、この絵でちょっと思う事が…

「名画は嘘をつく」より
実は以前に「名画は嘘をつく」という本を読んだ事があって。
これは絵画をちょっと斜めから読み解いた内容で、
この絵には
こんな”解釈”もあるとのこと。

それは硬くなったパンにミルクを注いで調理し、
食材を大切にする様子を描いている様子から
調理に熱心に勤しむ女性を描いているわけですが、
単にメイドの熱心さを表現しているわけではないとのこと…

さてさて
その”真相”とは…

「フェルメール展(Vermeer)」図録より
当時メイドの監視監督していたのは、
その家の主婦(女主人)だったそうです。
このメイドの素晴らしい家事ぶりを描くことで、
そのメイドの主人でもある主婦の”美徳”を表現しているというわけです。

 

 考え…・思い…
ん~、なるほどな~と思うわけですが、
当時の生活状況や文化を知らないと読み取れないことですよね!!

こういった見方も知っていると、
より絵の魅力って増してくるわけです。

もちろんミルクの注がれた描写がリアルだとか、
光で照らされた部分の描き方など
この絵の見どころは多々あるわけですが、
色々な解釈や背景を知っているだけで、
1枚の絵からもたくさんの事が感じられるのです。

ん~、やっぱり絵画は面白いですね!!

 

~そんな感じで
あっという間の「フェルメール展」でした。

 

 

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