「すみだ北斎美術館」に行って~ …その2

すみだ北斎美術館

葛飾北斎の「富嶽三十六景

~ すみだ北斎美術館に行って ~

 

この北斎美術館で私なりに楽しみにしていたのが

北斎の代表作「富嶽三十六景」でした。

 

これまで歴史の教科書や写真などでは見た事があったのですが、
実際に本物の絵を、
しかもその多くを見れるっていうのはそうそうないことです。

これらを一堂に見れるのは
すみだ北斎美術館”ならではの醍醐味だと思います。

 

考え…・思い…
それにしても不思議なもので、
今まで写真などで見たことがあるだけに、
初めて見たのになんだか親しみがあるのが不思議ですね~。

 

ちなみにこの「富嶽三十六景」とは、
”富嶽(ふがく)”は富士山の事を言い、
その富士山を色々な角度や場所から描いた風景画の事です。

だからどの絵にも
富士山が描かれているのが特徴なのです。

例えば…

・・・

「冨嶽三十六景 凱風快晴」葛飾北斎作
「冨嶽三十六景 凱風快晴」 署名・印影:北斎改為一筆 / 版元:西村屋与八

おそらくこの富士山の絵は富嶽三十六景シリーズの中で
1番か2番目に有名なものだと思います。

浮世絵は当時の生活などを描いたものが多かっただけに
景色だけを描いた風景画は当時では珍しかったようです。

 

「冨嶽三十六景 山下白雨」葛飾北斎作
「冨嶽三十六景 山下白雨」葛飾北斎作 署名・印影:北斎改為一筆 / 版元:西村屋与八

この絵に出てくる稲妻のようなものが、
今回の「すみだ北斎美術館」のロゴマークになっているそうです。

 

「冨嶽三十六景 遠江山中」葛飾北斎作
「冨嶽三十六景 遠江山中」葛飾北斎作 署名・印影:前北斎為一筆 / 版元:西村屋与八

これは富士山が遠くの方で小さく見えて、
メインは木を切っている大工さんの仕事風景になっているようです。

 

  考え…・思い…
北斎は富士山を色々な角度から描いていますが、
おそらくあちこちを旅して描いたのかもしれないですね。

それからこれらの「三十六景」はリアルに描かれていないだけに、
良い意味で”味がある”のがイイですね!

 

そして北斎は錦絵だけではなく、
他にもいろんなものを描いています。

例えば本の挿絵みたいなモノだったり、
肉筆画の様に北斎が自身で1枚1枚描いたものもあります。

それに特に衝撃的だった絵があるのですが…

朱描鐘馗図』という絵は必見です!

これは北斎の魂がこもった様な力強い絵でした。

まるで睨まれている様な…
そんなリアルで生々しさが感じられるのです。

そして
『隅田川両岸景色図巻』もぜひ見てほしい一品。

この図巻の端の方にある”吉原室内”は妙に惹かれる絵でした。

図録「すみだ北斎美術館」
「隅田川両岸景色図巻」の一部”吉原室内” ※すみだ北斎美術館の図録より

 

  考え…・思い…
この絵はまさに浮世絵って感じにも見えたのですが、
描かれている人間模様がなんとも味があったのです。

実は最近「鬼平犯科帳」にちょっとハマっている私としては、
当時の生活ぶりや生き様がこの絵と良い意味でダブって見えたのです。

やっぱり浮世絵の最大の魅力って、
当時の生活ぶりをまるでアルバムの様に見れる事なのかもしれないですね。

・・・

こんな風にあまり浮世絵には詳しくない私でも
十分に楽しめた”すみだ北斎美術館”でした。

たまには日本の絵もイイものですね!

ぜひあなたも行ってみては??

 

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