「すみだ北斎美術館」に行って~ …その1

すみだ北斎美術館

 

すみだ北斎美術館に行ってきました。

先月にオープンしたばかりで、
実は前々から気になっていた美術館でした。

場所はJR両国駅から歩いて10分もしない距離にあって、
美術館の建物自体も特徴的なのですぐにわかると思います。

 

すみだ北斎美術館
実はこの”すみだ北斎美術館”ですが、
ちょっと面白い造りになっているのです。

目の前には公園があって、
地域と一体化するようなデザインになっていたり…。

見る角度によって映り込む景色が変わったりと
建物の設計もいろんなこだわりがあるそうなのです。
(※設計者は妹島和世氏)

地域に溶け込んだ美術館”を目指しているそうです。

 

そんな感じで、
美術館の感想に入っていきたいと思います…

 

考え…・思い…
初めての北斎美術館でしたが、
一言で言うなら”まあまあ良かったかな~”という印象でした。

多少なりとも不便さはあるにせよ、
北斎の絵を色々と見れたことは実に貴重な体験でした。

元々浮世絵に関してはあまり詳しくはなかったので、
何かしら発見があればいいかな~みたいな気楽な考えでいたのですが、
行ってみたら思いのほか感じることが多かったのです。

 

絵を見て感動!
今回得られた大きな収穫といえば…

錦絵”がなんとなくですが分かった事です。

最初北斎の絵を見たとき、
思ったよりも小さいな~と思ったものです。

というのも
錦絵は多色版画だからなのです。

「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」葛飾北斎作
「富嶽三十六景」神奈川沖浪裏 署名・印影:北斎改為一筆 / 版元:西村屋与八

この浮世絵なんかも
6色、7色なり何枚の板に色を付けては制作しているわけです。

しかも彫りや摺り(すり)の高い技術で出来上がっている。

北斎の絵もスゴイだろうけど、
この錦絵は絵師と他の技術が集約して出来上がっているんですね。

こういう制作側の事が知れたことは、
今回の大きな発見でもあるのです。

そしてこの版画による大量生産によって、
当時でいえば一般庶民にも比較的手軽に手に入れられるようになった。

今でいう大量生産されたポスターや広告のようなものだったわけです。

だから有名な印象派画家クロード・モネが
北斎の作品を200点以上も所有することができたのだろうと思います。

 

この北斎美術館では
映像などで分かりやすく解説してくれているのです。
※錦絵については後日説明したいと思います。

この錦絵の説明は常設展で見れるので、
最初に常設展に行ってから企画展に行くのもいいと思います。
(企画展のチケットで常設展も見れます。)

 

考え…・思い…
そんな錦絵の事を考えながら、
北斎の絵を見ていて笑ってしまった!”場面があったのです。

絵自体は普通に上手いと思うし、
人物の絵でいえば、今にも動きそうなリアルさもあるのですが…

 

絵を見て感動!
でもふと作品の端っこを見た途端!

前北斎為一筆”?
画狂人”??
画狂老人北斎画”??

などと色々な署名・印影が書かれているのです。

明らかにふざけて付けた名前じゃないの??
ってツッコミを入れたくなることもしばしば…。

北斎は絵を描く事にのみ関心があったそうで、
それ以外の家の事やお金や名前にも全く関心がなかったと言われています。

お金にも無頓着で、
時には自分の名前を売ることも多々あったそうです。

その度に画家としての名前を変えていたといわれています。

 

考え…・思い…
今回の私なりの見所の一つとして…

作品と同時に印名を見る事をオススメします。

…すると
北斎という人物が少しは見えてくるかもしれないですね。

それでは次では
北斎の代表作『富嶽三十六景』について触れていきます。

 

 

※ここでは使用可能な画像(public domainなど)を使用しています。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る