ベラスケスの凄さ!!とは …「プラド美術館展」より

「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」…国立西洋美術館にて

ベラスケスの凄さ”って…「プラド美術館展」より

 

「プラド美術館展ベラスケスと絵画の栄光」では、
もちろん主役となる絵はベラスケスだと思います。

 

宮廷画家として活躍しただけに、
どうしてもベラスケスの絵はほとんどが門外不出。

なかなかお目にかかれない代物ばかり。

そういった意味でも
ベラスケスの絵7点が一堂に観れる事が珍しいのです。

 

「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」…国立西洋美術館にて
そんな「プラド美術館展」で見れた7作品の中で、
今回個人的に良かった絵をいくつか挙げたいと思います。

 

まずは…

『マルス』(1638年頃)ディエゴ・ベラスケス

『マルス』(1638年頃)ディエゴ・ベラスケス

ディエゴ・ベラスケス作「マルス

 

ベラスケスは宮廷画家だっただけに、
当時の権力者や人物を多く描いています。

もちろん気品あふれた絵が多いのですが、
そんな中にあってこの「マルス」は別格って感じなのです。

この戦いの後の姿というか、
力強さというよりもどちらかというと疲れ切った感じの様子があるわけです。

マルスは軍神として”神格化”されたりもしますが、
ここではまるで”人間”の様に描かれています。

 

考え…・思い…
人間味があって生々しく、
しかも立体的でリアルにも見える。

本当に魅力溢れる絵だと思います。

もちろんこれもベラスケスらしい作品と言われていて、
近くで見ると荒々しい筆遣いで描かれているのに、
作品全体を見渡すと立体的でリアルに見えるのです。

 

そして~

『狩猟服姿のフェリペ 4世 』(1632-34年)ディエゴ・ベラスケス

『狩猟服姿のフェリペ 4世 』(1632-34年)ディエゴ・ベラスケス

狩猟服姿のフェリペ4世

 

よ~く見るとこの絵はちょっと奇妙な点があるのです。

フェリペ4世の右側の黒い部分…

フェリペ4世の影かと思っていたモノが、
実は影ではなく書き直しているのです。

 

 考え…・思い…
ちょっとした立ち位置の違いなのですが、
ベラスケスのこだわりというか
試行錯誤の跡が見れた事が実に面白いというか興味深いわけです。

ちなみにこのフェリペ4世はベラスケスやアロンゾ・カーノ、
バルトロメ・エステバン・ムリーリョなど多数の画家を支援したともいわれていて、
プラド美術館のコレクションの基礎を作った王なのです。

 

そして
最後にちょっと気になる人物を描いた”メニッポス”という絵。

『メニッポス』(1638年頃)ディエゴ・ベラスケス

『メニッポス』(1638年頃)ディエゴ・ベラスケス

 

この人物は古代ギリシャの哲学者で風刺家だそうです。

ベラスケスは宮廷など貴族だけでなく、
こういった古代の人物も多数描いています。

 

メニッポスとは…

古代ギリシャの哲学者で、風刺家。元々奴隷として生き、
その後金貸しとして財を成すが、すべてを失います。
そして最後は自ら命を絶ったと言われています。

メニッポスは真面目な内容の話を面白おかしく語る”メニッポス的風刺”が特徴で、
”真面目な道化師”とも呼ばれています。

 

 

こんな風に今回の「プラド美術館展」は、
実に様々な作品で溢れていました。

・・・

『フアン・マルティネス・モンタニェースの肖像』(1635年頃)ディエゴ・ベラスケス

『フアン・マルティネス・モンタニェースの肖像』(1635年頃)ディエゴ・ベラスケス

 

・・・

『バリェーカスの少年』(1635-45年)ディエゴ・ベラスケス

『バリェーカスの少年』(1635-45年)ディエゴ・ベラスケス

 

・・・

『王太子バルタサール・カルロス騎馬像』(1635~36年)ディエゴ・ベラスケス

『王太子バルタサール・カルロス騎馬像』(1635~36年)ディエゴ・ベラスケス

… 「王太子バルタサール・カルロス騎馬像

 

これは今回のチラシなどで目玉作品として取り上げられている名画。

 

 絵を見て感動!
特にベラスケスの絵は”本物を間近で観るに限る!”と思うので、
ぜひ行ってあなたの目で確かめてみた方が良いと思います。

今回見れたのはプラド美術館の一部の作品ですが、
やっぱり実際にスペインに赴いて、
全貌を見てみたくなるんですよね~。

プラド美術館の中での展示となると、
また違った雰囲気を醸し出してくれるかも…。

展示している場所によって、
絵の雰囲気や印象も変わってくると思うので、
いつかはスペインで観たい!と思うわけです。

 

ちなみに…

国立西洋美術館は常設展もあります。
この”プラド美術館展”の後に、
ぜひ常設展にいく事もおススメします。

 

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