- 2026-9-26
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フランスのプロヴァンス地方を象徴する存在に、”サント=ヴィクトワール山”があります。
標高1,011メートルとそこまで高い山でないにしろ、山頂からの眺めは非常に絶景だとか!!
もちろん実際に現地に向かい、山頂から景色を堪能するのが最高なのだろうけど…。
とはいうものの、時間と費用を考えると難しいわけで。
今回は”サント=ヴィクトワール山”を愛した画家”ポール・セザンヌ”の絵を観ながら、行った気分を味わいたいと思います。
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【 目次 】 ・”サント=ヴィクトワール山”って、どんな山? ・絵画を観ながら、行った気分を味わおう! |
”サント=ヴィクトワール山”って、どんな山?

まずは簡単にはなりますが、サント=ヴィクトワール山について話していこうと思います。
サント=ヴィクトワール山(Montagne Sainte-Victoire)は、フランスのプロヴァンス地方の南東部に位置する石灰岩の山。
標高1,011メートルとそこまで高い山でないにしろ、山頂からの眺めは非常に絶景だとか!!
日本にある富士山が標高3,776メートルなので、約3分の1程の高さと言ったところでしょうか。
現在はハイキングコースも整備されているそうで、観光地としても人気の場所だそうです。
画家”ポール・セザンヌ”の生い立ちについて

「パレットを持つセザンヌ」(1890年頃)ポール・セザンヌ
・92×73cm、カンヴァスに油彩、ビュールレ・コレクション
プロヴァンスと言えば、代表する画家に”ポール・セザンヌ(Paul Cézanne)”がいます。
ポスト印象派を代表する、リンゴやサント=ヴィクトワール山を描いた事で知られる画家です。
ここで、簡単なセザンヌの生い立ちになりますが…
1893年、セザンヌはエクス=アン=プロヴァンスで生を受けます。
1861年、画家を目指しパリへ向かうも、画家としてはなかなか上手くいかなかった。そして1880年頃になり、隠遁する形で故郷プロヴァンスに戻ります。
その後は亡くなるまでをこの地で生き、そして多くの名画を制作したわけですが、中でも代表作として名高いのが「サント=ヴィクトワール山」の風景画です。

計44点程の絵を描いたと言われているので、いかにセザンヌがこの山を愛していたかが伺えます。
おそらく幼少期にサント=ヴィクトワール山を眺めていただろうから、思い入れも強かったのかもしれないですね。
”サント=ヴィクトワール山”の写真をいくつかピックアップ!

ここで私がチョイスしたらサント=ヴィクトワール山の写真を挙げてみたいと思います。
写真と比べる形で、セザンヌの風景画を観ると、より味わい深くなると思うからです。
・・・




参考として…
「MONTAGNE SAINTE-VICTOIRE – FRANCE」 ※You tubeより
You tubeで素敵な動画があったので載せてみました。
約3分ほどと短い動画ながら、サント=ヴィクトワール山や自然の美しさを余すことなく撮られていて、私は食い入る様に魅入ってしいまいました。^^
参考としてどうぞ!!
絵画を観ながら、行った気分を味わおう!

本当なら現地に足を運んで観るのが最高だろうけど、さすがに時間と費用を考えると難しい。
というわけで、セザンヌの描いたサント=ヴィクトワール山を観ていこうと思います。
絵画を観ながら行った気分を味わう!
これも芸術の楽しみ方の一つではないでしょうか!?^^
ポール・セザンヌの描いた”サント=ヴィクトワール山”

「サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」(1904-1906年頃)ポール・セザンヌ
・65.6×81cm、カンヴァスに油彩、アーティゾン美術館所蔵
まずはアーティゾン美術館に所蔵されている作品から。
作品名は「サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」で、セザンヌが60歳中頃に描いた作品です。
セザンヌらしい大胆な筆触が一つの面を構成し、またドシッとした重量感も感じられる。
ちなみにシャトー・ノワールは黄土色の建物で、幾何学的な形態で表現されているのが特徴です。
キュビスムや新たな芸術の波を感じさせる一枚だと思います。

「大きな松の木のあるサント=ヴィクトワール山」(1887年頃)ポール・セザンヌ
・67×92cm、カンヴァスに油彩、コートールド美術館所蔵

「サント=ヴィクトワール山」(1885-1895年頃)ポール・セザンヌ
・28.7×36.1cm、カンヴァスに油彩、バーンズ・コレクション
セザンヌは生涯を通して44点もの作品を描いたそうですが、同じ山を描いたのにそれぞれが違った雰囲気と味わいがあります。
これは連作ならではのオモシロさではないでしょうか。

「サント=ヴィクトワール山」(1888-1890年頃)ポール・セザンヌ
・65×81cm、カンヴァスに油彩、個人蔵

「サント=ヴィクトワール山」(1890年頃)ポール・セザンヌ
・65×95.2cm、カンヴァスに油彩、オルセー美術館所蔵

「ビベムス採石場からのサント=ヴィクトワール山」(1897年頃)ポール・セザンヌ
・65.1×81.3cm、カンヴァスに油彩、ボルチモア美術館所蔵
セザンヌの画風は比較的大胆な筆触が特徴なので豪快な性格に思いきや、実は非常に繊細で感受性豊かな性格だったのかもしれない。
それに作品から多角的な視点を持っていたのが垣間見れるわけで、とても緻密な思考を持った画家だったのかもしれない。
作品を観ながら、画家の性格を読み取るのもアートのオモシロさではないでしょうか。

「サント=ヴィクトワール山」(1899年)ポール・セザンヌ
・72.2×92.4cm、カンヴァスに油彩、クリーブランド美術館所蔵

「サント=ヴィクトワール山」(1904年)ポール・セザンヌ
・70×92cm、カンヴァスに油彩、フィラデルフィア美術館所蔵

「サント=ヴィクトワール山」(1905年)ポール・セザンヌ
・63.5×83cm、カンヴァスに油彩、チューリッヒ美術館所蔵

大胆な筆触だかから、絵に重々しさが感じられるのもセザンヌの魅力。
印象派の画家たちの中でも、これほど絵に重量感を表現できる画家は他にはいないと思います。
そして何より、現地の雰囲気を感じられるから不思議です。
作品を観ながら行った気分を味わうには、もってこいの画家ではないでしょうか。
生前中はなかなか売れなかったと言われているけど、実に不思議だな~と思いませんか!?
ルノワールも”サント=ヴィクトワール山”を描いていた!?

「サント=ヴィクトワール山」(1888-1889年頃)ピエール・オーギュスト・ルノワール
・53×64.1cm、カンヴァスに油彩、イェール大学美術館所蔵
そして参考として、ピエール・オーギュスト・ルノワール(Pierre-Auguste Renoir)の作品も挙げてみました。
ルノワールとセザンヌは親交があった事で有名なので、「サント=ヴィクトワール山」を描いていても不思議ではないだろうと思っていましたが、これまで作品自体知る由もなかった。
それが今回発見出来たのは、私にとって何とも嬉しい誤算でした。
それにしても、ルノワールらしさがあって実に素敵な絵ですね!^^
※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。
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