「モネ展(Monet in 2013)~風景をみる眼~」で観る対比!

国立西洋美術館で開催された「モネ展」より

 

日本と関りの深い画家”クロード・モネ

それだけに日本でも頻繁にモネの絵画展が開催されます。

 

実はモネは私が絵画に興味を持つきっかけの画家。
日本で開催する度に妙に嬉しくなるものですね(^^)。

 

今回は2013年に国立西洋美術館で見た
「モネ展」の様子について話していきたいと思います。

・・・

国立西洋美術館で開催された「モネ展」より
モネ展(Monet)~ 風景をみる眼 ~
これは国立西洋美術館で
2013年12月7日~2014年3月9日に開催した企画展。

 

このモネ展の一番のテーマは対比

絵画を”対比”で見れると、
モネの変化や移り変わりを垣間見れるのがイイですね!

 

さて
最初はこの画家の風景画から…

「トルーヴィルの浜」(1867年)ウジェーヌ・ブーダン

「トルーヴィルの浜」(1867年)ウジェーヌ・ブーダン

ウジェーヌ・ブーダントルーヴィルの浜(1867年)

このブーダンはモネに風景画の魅力を伝えた画家で、
ある意味モネにとっては画家の道を志す指標になった人物です。

 

考え…・思い…
ブーダンは空や海を描かせたら天下一品と言われた芸術家!
空や海といった”青色”の描き方が得意だった様ですね。

もちろんモネもそんなブーダンの影響を受けています。
モネの人生の後半は「睡蓮」の絵を沢山残していますが、
水や空など青色の描写が絶妙なのは
ブーダンの影響が大きいのかもしれませんね。

 

「貨物列車」(1872年)クロード・モネ

「貨物列車」(1872年)クロード・モネ

クロード・モネ貨物列車(1872年)

 

絵を見て感動!
この絵の最大も魅力は
漂う雲と列車の煙がもくもくと風で舞う…
そんな雲や煙の立体感が堪能できる事!

モネの表現力のすごさが感じられます!
(今回の絵画展で「貨物列車」は特に好きな絵画の一つです。)

 

ポイント!

印象派絵画を鑑賞する際の一番の見どころ!?

印象派の絵画は間近で見る感じと
遠目で見るのでは雰囲気が全く違うのがオモシロイ!

近くからだと筆のタッチがまざまざと見れるのに、
でも遠くから観ると作品全体の一体感が感じられる!!

印象派絵画は近くに寄ってじっくりと観る!
そして離れた作品全体を眺めてみる!!
この2つの観方が最大の魅力なのです。

印象派は本当に見所満載だと思います!!

 

さて今回この「貨物列車」以外に
もう1つ気に入った作品がありました。

 

それが…

「花咲く堤、アルジャントゥイユ」(1877年)クロード・モネ

「花咲く堤、アルジャントゥイユ」(1877年)クロード・モネ

クロード・モネ花咲く堤、アルジャントゥイユ(1877年)

絵を見て感動!
これは個人的に特に好きな作品!
まるで目に飛び込んでくる様な…

そんな花の迫力がとても印象的ですね!!

モネはこういった花の描写が凄く素敵で、
モネの”睡蓮”シリーズも花の魅力を存分に表現していると思います。

 

ここでCheck!
ここで印象派を代表する画家
クロード・モネについて簡単に話したいと思います。

ー クロード・モネ(Claude Monet) ー

モネは眼にすぎない。しかし何と素晴らしき眼なのか
この様にセザンヌから称された画家。

クロード・モネ
写真を見る限りモネは紳士的で穏やかな人の様に感じます。
風景画をこよなく愛する画家は常に自然に囲まれているためか、
穏やかな人が多い様に思うのですが私だけでしょうか?

クロード・モネの生涯
1890年フランスのパリで生まれます。
その後ブーダンとの出会いで風景画に目覚めます。
それからというもの多少のタッチは変わりますが、
生涯風景画をメインに製作活動をしていきます。

モネは”生涯を通して自然を愛し、
自然の美をしっかりと肌で感じていた画家”でした。

 

自然の美を肌で感じていた画家

とても良い表現だと思いませんか!?

 

「セーヌ河の朝」(1898年)クロード・モネ

「セーヌ河の朝」(1898年)クロード・モネ

クロード・モネセーヌ河の朝(1898年)

これはセーヌ河の朝(Morning on the Seine)を描いた作品。

何よりもこの水面に映る朝陽の感じが絶妙だと思いませんか?

水面の波の揺れ具合、
そして波の揺れに合わせて映る光の動き。

その一瞬の風景の様子がキャンバスに描かれていると思います。

まさに風景を肌で感じ、
自然の本質を掴んでいたのでは?と思います。

 

「睡蓮の池」(1899年)クロード・モネ

「睡蓮の池」(1899年)クロード・モネ

クロード・モネ睡蓮の池(1899年)

これはモネの家の庭にある太鼓橋と睡蓮を描いた作品です。
日本でも馴染みがある花(睡蓮)なので、
西洋画なんだけれど、なんだか和の感じもしてきますね。

モネは日本の風景も好んで描いていたそうで、
睡蓮のシリーズだけでも200点以上も製作していたといいます。

 

でも不思議な事に似たような風景が多いのに、
作品一つ一つの雰囲気はまったく異なっている!

 

同じ様な風景でも
時間帯や季節による自然の些細な機微をしっかりと感じ取っていた。

モネが”光りのモネ”と言われる所以は
実はこういう点にあるように思います。

 

「睡蓮(Water Lily)」(1916年)クロード・モネ

「睡蓮(Water Lily)」(1916年)クロード・モネ

クロード・モネ睡蓮(Water Lily)(1916年) 

 

これはモネの晩年の作品。
タッチ(描き方)が大胆になっているのが分かりますよね。

実は晩年になるとモネは病気で視力が低下してきたと言います。
この視力の低下がタッチが大胆になった理由と言われています。

 

考え…・思い…
でも私が思うに、
単に視力の低下によるものだけではない様に思うのです。
おそらくモネの心境の変化もあったのでは?と。

晩年になりモネは自分の死を意識し始めたのかも…
細かいことにはこだわらなくなってきたから?
そんなモネの意識の変化も理由だったかもしれませんね。

 

国立西洋美術館で開催された「モネ展」より
モネは自然を愛し風景を愛した画家だけに、
誰よりも風景の本質を掴んでいた”と思います。

 

この今回のモネ展で見かけたこの言葉…

モネの眼を、あなたの眼で。(2013年のモネ展の看板より)
モネの眼を、あなたの眼で。

この言葉の意味が何となく分かってきた。
…そう思った今回の「モネ展」でした。

 

 

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モネ展から分かる印象派画家の個性

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

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