モネをより知るために … 2013年開催の「モネ展」から

国立西洋美術館で開催された「モネ展」より

 

私が絵画にハマるきっかけになった画家は

…”クロード・モネ

 

実はモネは日本との関わりが深いためか、
日本でモネの作品を頻繁に見る事ができます。

しかも2015年は
年末から「マルモッタン・モネ展」が開催します。

 

そういうわけで
モネについてより知識を深めるために、

 

以前国立西洋美術館で見た

「モネ展」の様子を交えて話したいと思います。

 

国立西洋美術館で開催された「モネ展」より

…「モネ展 ~ 風景をみる眼 ~

2013年12月7日~2014年3月9日まで
国立西洋美術館で開催した企画展です。

 

この企画展は風景画がメインで、
しかもモネと関わりの深い画家
…セザンヌ、ルノワールやピカソの風景画も見れた展示会でした。

 

はっきり言って

超豪華”だった記憶があります。

 

まずは、
モネについて簡単な紹介ですが、

   (クロード・モネ)

クロード・モネ

クロード・モネ(photo:Nadar)

 

 

 

印象派を代表する画家の一人。

セザンヌから「モネは眼にすぎない。
しかし何と素晴らしき眼なのか」と称された画家。

 

写真を見る限りでは
モネは紳士的で、穏やかな人の様に感じます。

これまで色々と絵画を見てきて思うのは
風景画をこよなく愛する画家は常に自然に囲まれているためか、
穏やかな人が多い様に思うのです。

(クロード・モネの生涯)

1890年フランスのパリで生まれます。

その後ブーダンとの出会いで、風景画に目覚めます。

それからというもの、
多少のタッチは変わりますが、
生涯風景画をメインに製作活動をしていきます。

モネは”生涯を通して自然を愛し、
自然の美をしっかりと肌で感じていた画家”でした。

 

それでは
肝心のモネ展の中身は…

今回の絵画展はいろんな作品との

対比”がテーマになっていた企画展でした。

 

考え…・思い…
絵を”対比”で見れると
こんな事が分かってきます!

同じ印象派でも描く画家によって印象がまったく違うのです。

印象派絵画は画家の印象をキャンバスに描いたものなので、
画家の個性がそのまま絵に表れてくるからだと思います。

 

では
どんな作品が見れたかと言うと…

 

ます最初は
モネに風景画の魅力を伝えた画家

ウジェーヌ・ブーダン”の作品から

「トルーヴィルの浜」(1867年)ウジェーヌ・ブーダン
「トルーヴィルの浜」(1867年)
※所蔵:国立西洋美術館

 …「トルーヴィルの浜

 

ブーダンは空や海を描かせたら天下一品と言われた芸術家です。

空や海といった
青色”の描き方が得意だった様です。

もちろんモネも
そんなブーダンの影響を受けています。

人生の後半は
特に「睡蓮」がテーマの作品を沢山残していますが、

水や空など青色の描写が絶妙なのは
ブーダンの影響が大きいのかもしれません。

 

睡蓮の作品はまた後ほど紹介するとして、
まずは前半部分の見所作品を取り上げてみます。

 

初めはこの作品から

「貨物列車」(1872年)クロード・モネ
「貨物列車」(1872年)
所蔵:Pola Museum of Art

…「貨物列車

漂う雲と
列車の煙がもくもくと風で舞う

これは雲や煙の立体感が堪能できる作品です。

 

考え…・思い…
印象派の絵画は

間近で見る感じと遠目で見るのでは雰囲気が違います!

近くで見ると大胆な筆のタッチにしか見えないものでも、
ちょっと離れるともの凄い立体感を感じるのです。

 

子の様に風に揺らぐ葉をリアルに表現したり、
煙や雲の立体感を再現していたクロード・モネ。

モネはそれだけ自然の描写が上手いのです!

 

この絵から
モネの表現力のすごさが感じられます。
 (今回の絵画展で「貨物列車」は特に好きな絵画の一つです。)

 

もう一つお気に入りの作品があります。

花のある風景を描いた

…「花咲く堤、アルジャントゥイユ

「花咲く堤、アルジャントゥイユ」(1877年)クロード・モネ
「花咲く堤、アルジャントゥイユ」(1877年)
出展:Pola Museum of Art

 

中央にある青白い花が

何とも魅惑あふれる印相的な絵です。

 

近くで見るとそれほどでもないのですが、

ちょっと離れてみると…

目に飛び込んでくる”リアルさ”があります!

 

立体的で遠近法的な距離感もある。

青白い色が異様な感じに浮かび上がって見えるのです。

 

こんな風にモネは、青色の描写だけでなく、

煙や淡さといったリアルな描写表現も上手いのです。

 

 筆

ブーダンの画風を受け継ぐだけじゃなく、
しっかりとモネなりに自分の画風を築き上げていたのかもしれません。

 

そんなモネのスゴさを象徴するのが
後半に見たこの作品でした。

…「サン=ラザール駅の線路

「サン=ラザール駅の線路」(1877年)クロード・モネ
「サン=ラザール駅の線路」(1877年)
出展:Pola Museum of Art

 

煙に満ちた線路の風景。

 

これはモネらしい、

モネだけにしか描けない作風です。

 

モネの風景画は目の前の風景を描いただけではないのです。

その場所の風や空気といった

感覚的”なものまで描いていたのかもしれません。

 

描く・・・

こう見るとモネの作品が
どんな感じなのかなんとなくわかってきたと思います。

 

それでは次回では
モネの作品「睡蓮」を対比で見てみます。
モネを対比で見ると…

 

 

【 モネ展の関連記事 】
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モネ展から分かる印象派画家の個性

 

 

※ここで取り上げているモネの作品画像はパブリックドメインを使用しています。
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