「ミケランジェロと理想の身体」展を観て…

「ミケランジェロと理想の身体」展 …国立西洋美術館より

Michelangelo and Ideal Body ~  

 

先日「ミケランジェロと理想の身体」展を観てきました。

場所は上野にある国立西洋美術館でした。

・・・

さすがにこの時期になると
美術館周辺は”緑”一色に染まっていて…

国立西洋美術館

 

国立西洋美術館
この緑の中で弓を引いている漢(オトコ)を見ると、
まるで獲物を狙っている”狩人”の様にも見えてしまうわけですが~

実は今回の企画展のメインは”彫刻”になっている様で、
こういった普段気に留めない彫刻にも目が向いてしまう私です。

 

 考え…・思い…
これまで彫刻がメインなものはあまりなかっただけに、
貴重というか新鮮な感じがしてならないわけですが、
さてどんな感じなのか??

その様子を私なりに話していきたいと思います。

・・・

「ミケランジェロと理想の身体」展 …国立西洋美術館より

実は芸術好きとはいえ、
彫刻については正直言って疎い私なのですが、
そんな素人の私でさえ圧倒される作品があった今回でした。

 

そんな私的に惹かれた作品は…
プットーとガチョウ(1世紀半ば)
…幼子がガチョウと戯れながら、右手を上の伸ばしている様子の彫刻

ネプトゥヌス(1530-50年頃)
…ローマ神話での海の神ネプトゥヌス、もしくはギリシャ神話でのポセイドンの姿を表わした彫刻

ヘラクレス(紀元前4世紀後半)
…左手にこん棒を携えて立っているヘラクレス姿を表わした彫刻

ダヴィデ=アポロ(1530年頃)ミケランジェロ・ブオナローティ

ラオコーン(1584年頃)
…ラオコーンと2人の息子が蛇に襲われている様子の彫刻

今回は企画展名に”ミケランジェロ”と付いていますが、
ミケランジェロの作品はごくわずかなのです。
(目玉作品がミケランジェロだからなんでしょうね。)

ミケランジェロの彫刻が沢山見れる!
って思っていくとちょっと物足りないかもしれないですね…。

 

 考え…・思い…
とはいえ今回の私なりの良かった事は
紀元前頃の彫刻が多数展示されていた事です!
2000年前に作られた彫刻とは言っても、
実に”凄いな~”と思う作品ばかりなんですね!!

思うに彫刻の技術はその頃には
ある程度確立されていたのかな~と思ったわけです。

 

「ミケランジェロと理想の身体」展の図録
そんな彫刻の分野で大きな功績を残したミケランジェロですが、
晩年は不本意な道に行かざる負えなかったわけです。

晩年は有名なシスティーナ礼拝堂内の作品を描いていますが、
実は本当は彫刻の道に専念したかった。

ミケランジェロ本人も自身を”彫刻家”を言っているくらいです。

もし亡くなるまで”彫刻家一筋”として生きていたら、
果たしてどんな作品を残していたんだろうな~と。

 

ちなみにこの目玉の彫刻は…

「ミケランジェロと理想の身体」展  …国立西洋美術館より
ダヴィデ=アポロ」という彫刻で未完成のままになっている作品。

実はこの彫刻は作品名の通り、
人物も分からずの疑惑の作品でもあるのです。

未完成なので肝心の人物を判断する道具も未完のままだからなのです。

この人物は”ダヴィデ”なのか?
それとも”アポロ”なのか?
もし飛び道具が”投石具”ならダヴィデ、
弓なのど武器ならアポロだと判断が付くと言われているそうです。

 

もしこれが完成されていたら…。

 

私の予想としてはダヴィデ”だと思うのですが、
その答えはミケランジェロのみぞ知るって事ですね。

 

参考ですが…

「ダヴィデとゴリアテ」
               「ダヴィデとゴリアテ」

これは参考で挙げてみましたが、
手前の若者”ダヴィデ”が右手に持っている投石具を使って大男”ゴリアテ”を倒す場面です。

さて、あなたはどっちだと思いますか??

ぜひ実際に見に行って
あなたの目で見て考えてみて下さい。

 

・・・

という風に
「ミケランジェロと理想の身体」展は彫刻が多く観れる企画展です。

 

 考え…・思い…
貴重な彫刻が日本でこうやって観れた事は本当に貴重な事だけど、
でもやっぱり彫刻は本場(元々展示されていた場所)で観るに限るだろうな~と。

というのも彫刻はどうしても背景がないだけに、
展示している場所や周りの景色によって左右されがちだと思っています。

「ピエタ」はサン・ピエトロ大聖堂で見るからこそ、
その良さや価値が際立つと思うので、
やっぱり本物は本場で観る方が良いのかもしれませんね。

彫刻と絵画の大きな違いは
”背景”があるかないかだと思うので、
やっぱり彫刻は展示する”場所”って大事だろうな~と思います。

同じ彫刻を観るにしても
本場で見るとまた違った印象を受けるかもしれないですね…。

…そう思った
「ミケランジェロと理想の身体」展でした。

 

 

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