マルモッタン・モネ展(感想2) ~ 晩年期 ~

「マルモッタン・モネ展」 ~ 東京都美術館

マルモッタン・モネ展後半

 

前半ではモネ展で印象に残った絵を紹介し、
モネの赤色について書いてみました。

 

それが後半になるにつれて、
今度は違ったモネの姿が見えてきたのです。

 

モネの庭や
睡蓮の作品がズラ~とある中で~

 

驚き!ビックリ!発見!
ひと際印象に残った作品ありました!

 

・・・

「キスゲの花」ポストカードより

 …キスゲの花」です。

 

この絵は晩年のモネの作品からは想像できない位の勢いがあります!

キスゲの花は一見すると、
風景画というよりも静物画に違い感じがします。

でもそんな静かな印象とは反対に
この絵には伸び伸びとした力強さがあるのです。

 

この絵は出来れば、

筆の質感が分かる位近寄って見てほしいのです!

 

この「キスゲの花」の見所は、
筆の力強さと離れて見た時の花の生き生きと姿だと思います。

 

 

それが晩年になるにつれて
モネの描き方が変わってくるのです。

 

終盤になると

ネの庭を描いた作品が見れるのですが…

マルモッタンモネ展のチラシ(睡蓮の絵)

1915年頃になるとモネは視力が悪くなります。

絵自体が大胆なタッチへと変わっていきいます。

 

でも晩年の「睡蓮」を見ていて思うのは…

確かにキャンバス自体も大きくなり、
筆のタッチも大胆に荒々しく見えます。

でも何だか痛々しくも見えてくるのです。

(痛々しいというか、苛立ちと言った方がイイかな?)

 

考え…・思い…
なぜだと思いますか?

大胆なタッチなのに、なぜ苛立ちを感じるのか?

確かに筆のタッチは荒々しいのですが、

絵の具の乗せ方に力強さがないのです。

(これは私の見た印象なので、人それぞれ受け取り方は違うと思います。)

 

後半で見た
この絵はまさにそうでした。

「バラの小道、ジヴェルニー」(1920~22)クロード・モネ

「バラの小道、ジヴェルニー」(1920~22)クロード・モネ
※出展:Wikimedia Commons(public domain)

…「バラの小道、ジヴェルニー

これはモネの庭にある、
辺り一面バラで囲まれた小道を描いた作品です。

一見するとどの風景を描いたのかちょっと分かりにくい絵です。

周りにいた人がこれはタイトルを言われないと、
何の絵か分からないな??って言っていたほどです。

 

この作品を見る時は、
ぜひ筆の質感が分かるくらい近寄って見て下さい。

…こんな感じを受けるかもしれません。

(私の感覚でいうと)
それまでの絵は”ザッ!ザッ!!”という筆使いだったのが、

 

でも晩年の絵になると

ボテッ、ボテッ”という風に乗せ方に力強さがない感じなのです。

このニュアンスは分かるかな??

 

考え…・思い…
これは私の想像ですが…
晩年モネは視力が落ちて、
昔の様に風景を見る事が出来なくなってしまった。
(目の手術をして遠くのものが見にくくなったそうです。)

印象派は見た印象をキャンバスに描く絵画です。

モネは昔の様に自然を見れない事への

苛立ちがあったのかもしれません。

筆のタッチの力強さがなくなってきたのは、
もしかしたら自信が無くなった表れだったのかも…。

それが絵具の乗り方に表れているのかな~と。

 

睡蓮

印象派は風景を目で見て、

見た印象をキャンバスに描いていくものだと思います。

 

キャンバスに画家の内面が表れているのかもしれませんね…。

 

最後に「モネ展」を観て思うのは、

「マルモッタン・モネ展」 ~ 東京都美術館

モネの晩年の作品(睡蓮など)を見れたのは、

本当に貴重な体験だな~と思ったわけです。

 

普段モネの作品を見れても、
大体が全盛期の頃の作品ばかりです。

晩年の作品まで一堂に見れるのは、

マルモッタン・モネ美術館だからこそだと思います!

 

そういえば…

今回私はグッズ付のチケットで見に行ったのですが、

マルモッタンモネ展のグッズ

売店で、こんなグッズをGET!(ゲット)

もちろん、
図録集も購入してしまったわけです。

 

やっぱり気に入った企画展は、
後々でも見たくなるので図録は必需品ですね!!

 

ぜひあなたも行ってみては??

 

 

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