「マルモッタン・モネ展」を観てきました。(前半)

マルモッタン・モネ美術館展(Musee Marmottan Monet)

 

マルモッタン・モネ美術館所蔵
モネ展(Monet)に行ってきました。

 

東京都美術館
場所は上野にある東京都美術館でした。

これは2015年9月19日から開催した絵画展で、
フランスのマルモッタン・モネ美術館の作品を一堂に集めたもの。

ここは印象派の巨匠と言われる
クロード・モネのコレクションを多数所蔵している事でも有名!

特に一番の見どころと言えば、
”印象派”の由来となったあの名画を所蔵されている事ですね。

 

そんなわけで個人的に
前々から楽しみにしていた絵画展だったわけです。

 

考え…・思い…
今回の「モネ展」の展示構成は
モネが芸術家として歩み始めた頃から
晩年までの作品が一通り分かる様に展示されている事。

モネの生い立ちを追っていく感じで、
クロード・モネの作品を見ていきたいと思います。

 

・・・

クロード・モネ(Claude Monet)

普段は”モネ”と呼ぶことが多いと思いますが、
本名は”クロード=オスカール・モネ”と言います。

 

1840年にフランスのパリで生まれ、
早くして絵を描く事にのめり込み
10代にしてモネは才能を開花していったと言います。

これまではモネのモネの成熟期の作品ばかり見てきたけれど、
今回はモネの若かりし頃の絵を見れたのはまさに貴重だったと思うのです。

 

「Caricature of Man Standing by Desk」(1855-1856年頃)Claude Monet

「Caricature of Man Standing by Desk」(1855-1856年頃)Claude Monet

※上の絵は参考として載せていて、実際に展示していたものではありません。

これはモネが15~16歳頃に描いていた絵。

ジャンル的には”カリカチュア(風刺画)”と呼ばれるもので、
モネが少年の頃はこういった絵を好んで描いていたそうです。

そういえば当時のモネのエピソードとして~
少年時代からモネは絵を描くことが好きで、
学生の頃は授業も聞かないで絵を描いていたそうです。

 

絵を見て感動!
それにしても絵が超上手いですね!!

ササッと落書きっぽく描いていながら、
もの凄くユーモアで特徴を掴んでいるのかな?と思います。

モネは画家になるべくしてなったって事なのかな!?
それにしても本当に上手いですよね!

そしてこのモネのカリカチュアが評判となり、
ウジェーヌ・ブーダンの目に留まったわけです。

この出会いがきっかけで、
モネは風景画の魅力にどっぷりとハマっていくわけです。

 

それから程なくしてモネは絵を勉強しにパリに行きます。

そこでモネは後に印象派を代表する画家
ルノワールシスレーたちと知り合う事となったのです。

 

・・・

「トゥルーヴィルの海辺にて」(1870年)クロード・モネ

「トゥルーヴィルの海辺にて」(1870年)クロード・モネ

クロード・モネトゥルーヴィルの海辺にて(1870年)

これはモネが30歳の頃に描いた作品。

 

考え…・思い…
この作品を見てどう思いますか??
なんとなく印象派の予感がしませんか?

実はこの後に
印象派の由来となったあの名画が世に出るわけです!

 

それがコレです

・・・

「印象、日の出」(1872年)クロード・モネ

「印象、日の出」(1872年)クロード・モネ

クロード・モネ印象、日の(1872年)

 

今では印象派は人気のジャンルになっているけれど、
当時この絵はかなり酷評だったと言います。

今では信じられないけれど、
未完成の壁紙の柄の方がよっぽど出来栄えがいい。
ここまでボロクソに言われる始末だったのです。

そして評論家のルイ・ルロワはこの作品を見て、
皮肉というか悪意を持って”印象”という言葉で評価した。

結果としてルイ・ルロワのこの言葉が
印象派”と名付けられるきっかけになったのです。

考え…・思い…
実は今回初めてこの「印象、日の出」を観たのですが、
実は”オオッ!!”と思うような発見があったのです。

 

それは…

ポイント!
この絵の太陽の色がポイント!

太陽の橙色の使い方がまさに絶妙なのです!!

そういえば睡蓮の絵でもそうですが、
睡蓮の風景に”ポツン!”と一つの赤が咲いていますよね。

モネの絵はこういった
赤色のワンポイント的な使い方が本当に絶妙!!

強すぎもしないし、
かといって弱弱しい赤でもない。

温かみがあってとても印象に残る色なのです。

 

考え…・思い…
私的に言うならこの赤色は
モネの赤と言っても過言ではない!
そう私は思うのです。

ぜひあなたの目で見て
その絶妙さを感じてほしいですね!

 

 

そういえばモネの絶妙な赤と言えば、
この作品もイイ具合に魅力的に使われていると思います。

「オランダのチューリップ畑」(1886年)クロード・モネ

「オランダのチューリップ畑」(1886年)クロード・モネ

クロード・モネオランダのチューリップ畑(1886年)

これは風車小屋の手前に広がるツーリップ畑の風景を描いたものです。

 

考え…・思い…
ここで使われている赤(橙)も
イイ味を出していると思いませんか??

チューリップの赤が飛び込んできて、
まるで浮かび上がってくる感じに見えませんか!?

 

「オランダのチューリップ畑」ポストカードより
それに風車の描き方も良くて、
パパッと一筆で描かれている様に見えるのに、
離れてみると不思議な事に…
まるで風でゆっくりと回っている様に見える!

一筆でモノの動きを表現していると思うと、
改めてモネはスゴイな~と思ってしまいますね。

 

これまでクロード・モネの絵は何枚も観てきましたが、
そのほとんどが屋外の風景を描いたものが多い。

改めて思いますが、
モネはよっぽど絵を描くことが好きだったんだろうな~と思うのです。

 

「ヨーロッパ橋、サン=ラザール駅」(1877年)クロード・モネ

「ヨーロッパ橋、サン=ラザール駅」(1877年)クロード・モネ

クロード・モネヨーロッパ橋、サン=ラザール駅(1877年)

実はモネは列車の風景も多く描いていますが、
この様にモクモクした煙の感じも実に素敵ですね。

 

・・・

「小舟」(1887年)クロード・モネ

「小舟」(1887年)クロード・モネ

クロード・モネ小舟(1887年)

中には同じ様な風景の絵もたくさんあります。

でもそれが絶妙に違って見えるのも不思議ですね。

 

考え…・思い…
モネは風景をこよなく愛していたからこそ、
自然の変化を敏感に感じ取っていたのだろうか?

モネが印象派の画家になったのも、
なるべくしてなったって感じだと思います。

 

そして後半へ
マルモッタン・モネ展(晩年)の感想

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

Category

2020年12月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  
ページ上部へ戻る