果してどんな意味が?…「マグリット展」を観て~

「マグリット展」国立新美術館までの~

 

マグリットの作品は”寓意”だと思う理由は、
「マグリット展」の4章以降を見てからなのです。

 

4章…”戦時と戦後

1939年~1950年頃までの作品が展示しています。

第二次世界大戦は1939年~1945年まで続いた戦争で、
マグリットはこの戦争から少なからず影響を受けている様です。

マグリット展のポストカード

というか戦争というモノに対して
少なからず”批判的”だったのが伺えるのです。

 

その一つがこれです。

「観光案内人」

これは見てほしいです。

これは私は戦争というものを批判していると思った作品。

戦争によって辺りには兵士が居座り、家や家族を奪っていく…

そんな事を皮肉を込めて
観光案内というタイトルにしているのかもしれないけど

これはシュルレアリスムというよりも、
寓意という言葉がぴったりだと思います。

 

そして

6章…”回帰”では…

(「ピレネーの城」

マグリット展のポストカード
※手前の絵はマグリット作「ピレネーの城」1959年(ポストカードより)

 

「ゴルコンダ」

マグリット展のポストカード
※手前の絵はマグリット作「ゴルコンダ」1953年(ポストカードより)

ゴルコンダ(golconda)非常にたくさんの豊富な源と言う意味

これ見てあなたはどう感じました?

これも受け取り方は人それぞれだと思います。

 

考え…・思い…

私の感じた事だと

スーツっぽい服を着た男性が

まるで空から降りてくる感じで描かれています。

この複数の男性たちは、
まるで”雨を象徴している”様に見えたのです。

建物に雨が降り注いでいる。

この建物にはビジネスマン風の男性が多く住んでいて、
まるで雨が降り注ぐ様に一斉に帰って来る様子を表しているんじゃないかと?

”ゴルコンダ” … マグリット展の図録集

この頃は変哲もない日常の様子に対して
ある種の神秘さを見出していた頃だった様です。

一種の疑問を投げかける様な作品が多かったのかもしれませんね。

おそらくマグリットからすると、
同じような服を着た男性たちが、
同じ時間帯に建物に帰って来る様子が不思議に思えていたのかもしれない。

でもこの人たちが、
社会を支えている源だと感じていたのかもしれませんね。

 

こうやってみると、

マグリットの作品は奥が深いのです!

 マグリット展のポストカード
 …売店で気に入った作品のポストカードを購入しました!

 

目の前にある作品は一つですが、

でも捉え方は人それぞれ違うって事だと思います。

 

マグリットの作品を時代を追う形で見ていくと、
この人も実に絵が上手いのが見て分かります。

絵の技術という土台があって、
そしてこういう奇抜的な作品を多く残しているのです。

 

男性のシルエット

思うにマグリットの言いたい事って…

~”目の前にあるものを

そのまま描くことはプロの画家として当たり前なんだ!!

本当のプロは他のモノに託して表現してこそ

プロとしての本質が問われてくるんじゃないのか?”~

 

そう思うと
マグリットは寓意という言葉が似合います。

 

人それぞれ捉え方は違うと思いますが、
絵画って見て感じる事が大切だと思うのです。

もしマグリットの作品を見たら、
あなたなりに感じ取って見てもおもしろいと思います!

 

 

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