「マグリット展」を観て思う事は…

「マグリット展」国立新美術館入口

 

近代芸術家を代表する画家ですが…

このマグリットは、

果してどんな作品を描く画家なのか?

それは行ってみない事にはわかりません。

 

私は今展を観て思った事は、

マグリットは”寓意”という言葉がピッタシだと思ったのです。

寓意とは…直接には表さず、別の物事に託して表すこと。

 

それにしても国立新美術館は、
異常なほどの混みようだったのです。

 「マグリット展」の様子 ~ 国立新美術館 ~

ものスゴイ賑わいでした!

 

東京開催が終了間近な事もあると思いますが、
それにしても超混んでいます。
(ちなみに売店もものすごい行列でした。)

この後京都開催が始まるので、
見逃した人はちょっと参考にしてみては?

 

 「上流社会」マグリット作

この「マグリット展」は本格的な回顧展で、
日本では13年ぶりとなるそうです。

それに約130点が展示されるので、
通常の企画展よりも満足感が得られると思います。

 「マグリット展」国立新美術館までの~

今展はマグリットの画家人生を
順に追っていく形で見る事が出来るのが特徴的です。

 

展示構成はこんな風になっています。

1…初期作品(1920年~1926年)

2…シュルレアリスム(1926年~1930年)

3…最初の達成(1930年~1939年)

4…戦時と戦後(1939年~1950年)

5…回帰(1950年~1967年)

 

まず、

初期の作品”から(1920年~1926年)

この頃は結婚し、
そして生活するために商業デザイナーとして生きた頃の作品が見れます。

この頃の作品は、
平面的でデザインチックなものが多いのが特徴的なのです。

立体的やリアルとは程遠い
独特なデザインを描いていた頃です。

 

それから、
シュルレアリスムに影響を受けてくるのですが、

それは
第2章~3章”に入っての事です。

 

第2章…”シュルレアリスム

※シュルレアリスムとは
…(=surrealism)超現実主義。
無意識の世界を表現した芸術運動の事。
現実の世界を無視した作風で、
まるで夢の中を覗いている様な作風とも言われています。

だから
理解するのが難しいとも言われているのです。

 

考え…・思い…

これは私なりの考えですが、

~”シュルレアリスムはある意味無意識の世界を表現した作風です。

という事は作品を見れば

その画家の深層心理を探る事が出来るんじゃないかと思うのです。”~

 

例えば、
この作品からあなたはどう読み取れますか?

別に当たっている
間違っているは関係ないと思います。

作品を見て”どう思うか?”が大切だと思います。

 

 マグリット展のポストカード
 ※マグリット作「恋人たち」 1928年(ポストカードより)

1、この2人(恋人たち)は実は愛し合っているが、互いに自分の本性を隠しているんじゃないのか?

2、互いの顔がどうであれ、

内面を心から愛しているを表しているのではないか?

3、キスする時は目をつぶるから、互いが見えない事を表現している

さて、
あなたはどう思いましたが?

 

私は2番目だと思ったのです。

本当の愛には表面上の顔なんて関係ない。

だから黒いマントで顔を覆っていると思うのです。

仮にマントでなく、マスクだったら
それは互いの本性を隠していると読み取ってもイイかもしれないけど…

こんな風に、
作品を自分なりに読み取ってもおもしろい思います。

 

考え…・思い…

これは私なりの考えですが、
シュルレアリスムは無意識の世界を表現する作風です。

でも私的にマグリットは、

シュルレアリスムというよりも…

…”寓意”の方がピッタリだと思ったのです。

 マグリット展のポストカード

そう思った理由は、
実はこの後の作品からなのです。

 

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