印象派とモネの名画「印象、日の出」

「印象、日の出」(1872年)クロード・モネ

 

今や”印象派絵画”はかなり人気の部類に入ると思います。

調べて見ると分かりますが、
ほぼ毎年の様に印象派の作品展が行われている状況。

そんな事からも
”印象派”の人気の高さが伺えますよね!

 

今回はそんな印象派が誕生したきっかけと、
印象派を語る上で特に重要な
モネのある名画について話していこうと思います。

 

 

印象派の誕生したきっかけとは?

 

印象派という言葉が生まれたのは、
実はクロード・モネのある1枚の絵画がきっかけと言われています。

「印象、日の出」(1872年)クロード・モネ

「印象、日の出」(1872年)クロード・モネ

それがこのモネの代表作でもある「印象、日の出」(1872年)

 

この作品が展示されたのが、
1874年に開催された「第一回印象派展」での事でした。

評論家のルイ・ルロワ(Louis Leroy)は、
このモネの「印象、日の出」を見てこんな評論を書いたのです。

Impression I was certain of it.

I was just telling myself that, since I was impressed,
there had to be some impression in it — and what freedom, what ease of workmanship!

A preliminary drawing for a wallpaper pattern is more finished than this seascape.

…Wikipedia”Louis Leroy”のページより

訳すとこんな意味になる様です…
”確かに”印象”だ。
私は印象を受けたのだから。
それにしても何て自由で、何て大雑把な仕上がりなんだ!
未完成の壁紙の柄の方がこの風景画よりもよっぽど出来栄えがいい。”

 

この評論の記事に登場する”Impression”というワード。
これがそのまま”印象派”と呼ばれるきっかけになったそうです。

 

この評論から見ても分かりますが、
モネの「印象、日の出」が全く評価されなかったのです。

というか
未完成の壁紙の方がよっぽど出来栄えがイイって。

当初はかなりボロクソに言われていたわけですね…。

 

 

写実と印象派絵画を見比べてみると?

 

今の印象派の人気ぶりから考えても、
当時全く印象派が評価されなかったなんて…

ちょっと想像できないかもしれません。

 

考え…・思い…
でも当時の時代背景的を考えれば
この酷評は仕方のなかった事かもしれないのです。

というのも
当時は写実主義が高く評価されていたから。

「ノルマンディーの海岸」(1872-75年)ギュスターヴ・クールベ

「ノルマンディーの海岸」(1872-75年)ギュスターヴ・クールベ

これは写実主義を代表する画家”クールベ”の作品「ノルマンディーの海岸」。

写実主義…主観を交えず、ありのままを表現しようとする事。

 

写実とはまさにありのままを表現しようとした絵画。
一歩間違えたら写真と間違えるくらいのリアルさが特徴なのです。

 

して印象派は
まさに写実の真逆と言ってもいいくらい…

「ラ・グルヌイエール」(1869年)クロード・モネ

「ラ・グルヌイエール」(1869年)クロード・モネ

これはクロード・モネの作品「ラ・グルヌイエール

印象派…画家が感じ取ったその瞬間瞬間の変化を絵画で表現しようとした事。

対象物の輪郭などを排除し、
筆で自由に絵の具を置いていく様な描き方が特徴。

 

考え…・思い…
写実と印象派は実に対照的!!
当時の酷評ぶりも分からないでもないですね…。

モネやルノワールといった印象派の画家が、
こういった酷評にも負けず信念を貫いた結果が、
今の高評価と人気に繋がったのかもしれませんね!

 

絵を見て感動!
印象派の作品は一見大雑把で
雑にも見えるかもしれませんが…

でも少し離れた眺めてみると、
作品全体が調和して1つの風景として映ってきます。

特にクロード・モネの作品はちょっと別格!とも思います。

風景をこよなく愛していたモネだけに、
キャンバスに風景の本質を描いていたと思うのです。

 

ぜひそんなモネの印象派絵画を
美術館でじっくりと堪能してみては!?

 

 

※ここで扱っているイラストや作品画像はpublic domainなど掲載可能な素材を使用しています。

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