「ボストン美術館の至宝展」を観てきました!(前編)

「ボストン美術館の至宝展」(東京都美術館にて)

ボストン美術館の至宝展」に行ってきました!

 

7月20日から東京都美術館で始まった
「ボストン美術館の至宝展」に行ってきました。

 

「ボストン美術館の至宝展」(チラシより)
この「ボストン至宝展」は10月9日まで開催します。

そしてその後は神戸や名古屋でも開催するので、
近くで開催する際は行ってみるのもイイと思います。

チラシでもある様に、
メインの作品としてゴッホの絵が取り挙げられていますが、
実はそれ以外でも良い作品がたくさんあるのです。

印象派や現代美術なども見れるので、
かなり多岐に渡って鑑賞できると思います。

 

 考え…・思い…
それでは肝心の中身について話していきたいと思います。

ボストン美術館は歴史的にも世界との交易があっただけに、
世界中から多くの作品が集まった美術館なのです。

もちろんこの「至宝展」もそうで、
章ごとに様々な国の作品が…

エジプトから中国、
日本、フランスや写真や現代美術など…

実に幅広く多岐に渡って展示していたのです。

今回はこの中から、
私的に気になった部分について話していきたいと思います。

 

まずは…

中国美術の章から~

「九龍図巻」(1244年)陳容

「九龍図巻」(1244年)陳容 ※ボストン美術館所蔵

 

これは陳容の作品「九龍図巻」の一部分です。
大きさは46.2×958.4cmで、長い絵巻物になっています。

ちなみに陳容という人は
中国の南宋時代に活躍した画家で、
主に水墨画による竜の絵で有名だそうです。

 

考え…・思い…
実はあまり水墨画にはなじみがないとはいえ、
この絵を見た時はさすがに衝撃!!を受けたのです。

動いている竜の描写はスゲ~として言いようがないのです。

水墨画なので白黒だけの絵なのですが、
迫力とリアリティは誰が見てもスゲ~と思うと思います。

私事の話になりますが、
中華街が好きでよく行くのですが、
この”九龍”とは龍が生んだ9匹の龍の事をいうのですが…

余談ですが
この9匹の龍の中で7番目の龍に” 睚眦(やあず)”がいますが、
特にパワーを持っているとされ風水では重宝されているのです。

 

では話を戻すとして
中国美術の次の
日本美術へと移っていくのです。

・・・

「涅槃図」…”ボストン美術館の至宝展”の図録より
これは英一蝶の「涅槃図(ねはんず)」

 

最初見た時の印象は”寝ている釈迦”の絵かと思いきや…

実はこれは”釈迦の入滅”の様子を描いた絵なのです。

ちなみに調べてみたところ
”涅槃(ねはん)”とは悩みや煩悩などから脱した安楽の境地という意味で、
また釈迦の死を意味する言葉でもあるそうです。

この釈迦の死に対して
周りの羅漢や動物たちが悲しみに暮れる様子を描いているのです。

「涅槃図」…”ボストン美術館の至宝展”の図録より

「涅槃図」…”ボストン美術館の至宝展”の図録より
これは今回の企画展の画集ですが、この「涅槃図」が表紙のデザインになっていました。

これが描かれたのが江戸時代の頃で、
絵の損傷もかなりあった様で修復作業が行われたのです。

ちなみにこの絵は
英一蝶(はなぶさいっちょう)の作品です。

実は””を”はなぶさ”と読むなんて…
最初見た時は分からなかったのです。

他に英一蝶が描いたものとして、
月次風俗図屏風」もあるのですが、
これも繊細で細かく見ごたえがあります。

ぜひこちらもじっくりと見てほしいと思います。

何よりも当時の生活が垣間見れるので、
そういう意味でもかなり興味深い作品だと思います。

 

それから
曾我蕭白(そがしょうはく)という画家も要チェックですね。

蕭白の描いた
風仙図屏風」(1764年頃)
そして「飲中八仙図」(1770年頃)

これも不思議な魅力を感じる絵だったのです。

ボストン美術館はアメリカにあるとはいえ、
所蔵している作品には日本のモノも結構あります。

しかも今回見れた日本画は思いのほか良作が多いと思うので、
今回の「至宝展」の見所の章でもあると思います。

 

考え…・思い…
ここまで見てきて思うのですが、
ボストン美術館の所蔵数は約50万点とも言われていますが、
まさか日本のこういう作品まで持っているとは驚きでした。

ちなみにボストン美術館はナショナル(国立)ではなく、
民間によって運営されてきた美術館だそうです。

そういう意味でも
ボストンの文化と関心と高さを感じた時間でした。

それにしても本当にスゴイな~と。

というのも
意味ボストン美術館に行けば、
世界の美術を観れる様なものですからね…。

 

そして
後半へと続きます…

 

 

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