「アルチンボルド展」の開催概要と見所

「アルチンボルド展」のチラシ

アルチンボルド展

 

2017年は超ユニークで、
気になる絵画展があります。

それが国立西洋美術館で開催する「アルチンボルド展」です。

 

   考え…・思い…
上で挙げたものはチラシに載っていた絵ですが、
見た瞬間スゴイ奇妙で絶対に見たい!と思ったのでした。

何だかどこかで見た事があるような、ない様な…

こんな奇妙な肖像画は、
一度見たら絶対に忘れないと思います。

「春」(1573年)ジュゼッペ・アルチンボルド

「春」(1573年)ジュゼッペ・アルチンボルド ※所蔵:ルーヴル美術館

 

ちなみにアルチンボルドは、
果物や野菜を使用した肖像画で世界的に有名。

でも日本ではあまりなじみがない様です。

ちなみに私も彼の絵は見た事はありますが、
どんな画家なのかはよく知りませんでした。

ちょっと前にだまし絵として紹介されたりしましたが、
ここまで大規模なアルチンボルドの絵画展は日本では初めての事です。

 

「夏」(1573年)ジュゼッペ・アルチンボルド

「夏」(1573年)ジュゼッペ・アルチンボルド ※所蔵:ルーヴル美術館

 

芸術を楽しもう!
これはぜひ要チェックものですね!

・・・

アルチンボルド展の開催概要

・期間:2017年6月20日(火)~9月24日(日)
・場所:国立西洋美術館
(東京都台東区上野公園7-7)
・時間:午前9時30分~午後5時30分まで(金曜、土曜は午後8時まで)
※入館は閉館の30分前まで
休館日:毎週月曜日、7月18日(火)
※7月17日、8月14日、9月18日は開館します。      

 

ところで、
アルチンボルド”とは…

名前は”ジュゼッペ・アルチンボルド”。
1527年~1593年に活躍したイタリアの画家です。

アルチンボルドという画家は、
マニエリスムを代表する画家と言われていて、
時代的にはちょうどルネサンスの後になります。

ちなみにマニエリスムというのは
盛期ルネサンスからその後のバロックに移る前に起こった芸術様式です。

盛期ルネサンスではルネサンス芸術の最盛期を迎え、
ある意味芸術が完成形を成し得たと言われていた時期でした。

ちょうどこの頃には
ラファエロやミケランジェロが活躍していました。

ルネサンス芸術の特徴は、調和と均整の取れた構図だったりと、
ある意味芸術の完成形を成し得たのがルネサンスと言われています。

対してバロックとは
ルネサンスの”調和”とは相反するともいわれていて、
曲線的で動的で大げさともいえるのがバロックの特徴です。

マニエリスムはそんなルネサンスとバロックのちょうど間に起こった様式なのです。

人によってはルネサンスの調和のとれた完成形を崩して、
ある意味挑戦的な感じがあるのがマニエリスムだ!という人もいますが…

そんな私も
ルネサンスに対する挑戦的な絵がマニエリスムかな~と思っています。

というのも歴史的に見て
例えば写実主義の時もそうでしたが、
ある意味その芸術様式が頭打ちになった後って、
ほぼ必ずと言ってもいいほど反発というか
挑戦的な芸術様式が誕生しているのです。

 

 考え…・思い…
それにしてもつくづく思いますが、
この絵が本当にルネサンスのすぐ後に描かれたものなの?
と疑いたくなってしまうほど…。

今風な感じで遊び心満載で、
しかもユーモアに満ち溢れた作風はルネサンスの後に登場した絵とは到底思えないのです。

実はアルチンボルドの事を調べていった時に、
一番の驚きが意外にも昔の画家だったんだな~って事でした。

とあれこれと説明するよりも、
これは実際に見た方がいいかもしれませんね。

「秋」(1573年)ジュゼッペ・アルチンボルド

「秋」(1573年)ジュゼッペ・アルチンボルド ※所蔵:ルーヴル美術館

 

  絵を見て感動!
とにかくこの奇妙で頭から離れないインパクトある絵!!

でもこの独特な画風は
その後の多くの芸術家にも影響を与えたと言われています。

 

「冬」(1573年)ジュゼッペ・アルチンボルド

「冬」(1573年)ジュゼッペ・アルチンボルド ※所蔵:ルーヴル美術館

 

こうやって見ていくと、
アルチンボルドのユニークさばかりが前面に出てしまいますが、
でも腕前もかなりのモノのようです。

これらの絵をよ~く見てみると、
実に繊細で精密で、リアルに描かれているのが分かると思います。

 

見た目は奇妙な絵だけれど、
しっかりとした画力があってこそ成しえた芸術なんだろうな~と思います。

 

見てみよう!
とにかくこの「アルチンボルド展」は、
ぜひ見に行ってほしい絵画展です。

芸術に精通した人だけでなく、
絵画初心者でも楽しめると思います。

それにだまし絵的な要素も満載で、
気楽に楽しんで見てほしいと思うのです。
とにかく私的に2017年の一押し絵画展ですね!

 

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